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「ぎをみてせざるはゆうなきなり」と読みます。人として正しいと分かっていることを実行しないのは、勇気がないからだということを表す言葉です。
誰が言った?
どんな人?
紀元前6世紀から5世紀にかけて中国の春秋時代に生きた思想家、哲学者、教育者であり、儒家の始祖として知られています。釈迦、キリスト、ソクラテスと並んで「世界四大聖人」の一人に数えられています。
特徴・業績
人物像
- 思想家・哲学者: 仁(他人への思いやり、愛情)、礼(社会秩序を保つための規範)、孝(親への敬愛)といった道徳を重視し、これらの実践を通じて個人と社会全体の調和を目指しました。
- 教育者: 3000人もの弟子を育成し、身分に関わらず才能のある若者に教育の機会を与えました。弟子たちとの対話を通して、彼の思想や人間性が『論語』に記録されています。
- 政治家: 若くして役人となり、政治の世界で理想の実現を目指しましたが、当時の社会情勢の中でその理想は受け入れられず、諸国を遊説する時期もありました。
- 人間味豊かな人物: 『論語』からは、厳格な側面だけでなく、ユーモアや人間味あふれる一面も垣間見えます。苦労も経験しており、逆境をポジティブに捉える姿勢も示しています。
主な思想
- 仁(じん): 他者への思いやり、慈しみ、人間愛を最も重要な徳としました。
- 礼(れい): 社会生活における規範や礼儀作法を重んじ、秩序の維持に不可欠と考えました。
- 孝(こう): 親や年長者への敬愛を基本とし、家族関係を社会秩序の根幹と捉えました。
- 徳治主義(とくちしゅぎ): 君主や為政者の道徳によって人民を導く政治を理想としました。
- 中庸(ちゅうよう): 極端を避け、バランスの取れた生き方を重視しました。
- 学問の重要性: 生涯にわたって学び続けることの重要性を説きました。
『論語』における孔子
『論語』は、孔子とその弟子たちの言行を記録した書物であり、孔子の思想や人となりを知る上で最も重要な文献です。弟子たちとの問答や、日常生活における彼の言葉や行動を通して、彼の思想や教育方針、人間性が生き生きと描かれています。
『論語』を読むと、孔子は単なる道徳家や教育者というだけでなく、人間的な魅力にあふれた人物として捉えることができます。彼の言葉は、時代を超えて現代にも通じる普遍的な教えを含んでおり、多くの人々に影響を与え続けています。
まとめ
今回は『論語』で有名な孔子の名言を紹介させていただきました!
この言葉が残されたのは何千年も前の紀元前でした。しかし、鬼滅の刃のキャラクターの中でも特に重要な役割を与えられている「富岡義勇」の名前にも引用されていることからもわかるように、現代でもなお通用する言葉として人々の心に残り続けています。
冨岡義勇といえば「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」の言葉で有名です。主人公の竈門炭治郎に向けて放った言葉です。 これは、他者に自分の命運を委ねることなく、自らの生死を決定する力を他者に奪われるなという強いメッセージを込めています。
まさに『義を見てせざるは勇無きなり』を地で行くようなキャラクターであることを印象付ける言葉ではないでしょうか。
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