今回紹介させていただく名言はこちら!
遠くまで行きたければみんなで行け
アフリカで古くから残る格言です。
ビジネス戦略としての読み解き方
目標達成の速度と距離の関係を表し、個人と集団の強みをうまく組み合わせることの重要性を伝えていると解釈することができます。
早く行きたければ、一人で進め
一人で行くと、スピードが早く、邪魔されることもなく、効率的に進めることができます。
遠くまで行きたければ、みんなで行け
集団で進むと、互いに助け合い、励まし合い、遠くまで行くことができます。また、集団の知恵や情報も共有できるため、より安全に、より広い範囲をカバーすることができます。
この格言は、目標を達成するために、どちらの戦略を選ぶべきか、あるいは、どちらの戦略を組み合わせるべきか、ということを考えさせます。例えば、短期間で成果を出す必要がある場合は、一人で行く方が良いかもしれません。しかし、長期的な視点や大きな目標を達成したい場合は、集団で協力することが重要になります。
人生論としての読み解き方
視点を変えて人生論から「早く行きたければ一人で行け、遠くまで行きたければみんなで行け」という名言を見てみましょう。
私個人の感想ですが、人生論として読み解いた場合は、一人で行くことをよくないことだとし、みんなで行くことを奨励しているように感じます。
Give & Take
「行く」という言葉を、具体的にどこかの場所に行くのではなく、何か目標があってそれに対して進むことだと考えてみましょう。そうしたばあい「ひとりで行く」とはどういうことでしょうか?
ここでは仮に「ひとりで行く」=「自分一人の利益を優先する」と定義してみたいです。
1か月で100万円稼がなければいけないとしたら・・・
自分の所属するチームや組織や業界全体の今後の反映などは一切考えず、ひとまず自分のためだけの目標を達成するためには、確かに「ひとりで行く」方がはやく目標が達成できそうです。
たとえばどうしてもあと1か月で100万円稼がないといけない人がいるとしたとします。ごくごく一般てきな学生だと仮定しましょう。一般的に考えればかなり難しい状況です。
「ひとりで行く」=後先考えず今この瞬間の自分の目標だけが達成できればいい。という仮定なので、考えられる手段としては「借金する」とか「闇バイトに手を出す」とか「寝る間も惜しんでいくつものバイトをかけもちしまくる」とかでしょうか。
たしかに、1か月で100万円を稼ぐことができるかもしれません。「ひとりで行く」ことで「はやく到着」できたと言っていいかもしれない。ただ、今後も同じようにやっていけるかどうかと考えると、かなり難しいでしょう。
借金したらかなり高い金利が付くので返済で首が回らなくなる。闇バイトに手を染めたら遅かれ早かれ法に裁かれる日が来る。(もし捕まらなかったとしても、今後の人生、法を犯したという自責の念に悩み続けることになる)。いくつもバイトをかけ持つような無理な働き方は、どこかで必ず健康に悪影響を及ぼす・・・。
このように、長い目で見たときに、かならずツケが回ってきます。
やはりどんなに厳しい状況でも「ひとり」ではなく誰か、つまり「みんな」でゴールを目指した方がよさそうですね。
名著『Give & Take』の教え
名著Give & Takeでは人間を3つのタイプに分類してます。
- ギバー (Givers): 見返りを求めず、惜しみなく他者に与える人。
- テイカー (Takers): 常に自分の利益を優先し、他者からより多くを得ようとする人。
- マッチャー (Matchers): 与えることと受け取ることを公平に保とうとする人。
この中で成功しやすいたいぷは「ギバー(与える人)」なんだそうです。
遠くまで行きたければみんなで行け
今回の名言に照らし合わせると、
- ひとりで行く人:テイカー(常に自分の利益を優先し、他者からより多くを得ようとする人。)
- みんなで行く人:ギバー(見返りを求めず、惜しみなく他者に与える人。)
と解釈することができないでしょうか?
人生で最も成功しやすいタイプは?
ちなみに、じつは人生で最も失敗しやすいのもギバー(見返りを求めず、惜しみなく他者に与える人。)タイプの人です。
つまり人生で成功しやすい順番に並べると以下のようになります。
- ギバー (Givers): 見返りを求めず、惜しみなく他者に与える人。
- マッチャー (Matchers): 与えることと受け取ることを公平に保とうとする人。
- テイカー (Takers): 常に自分の利益を優先し、他者からより多くを得ようとする人。
- ギバー (Givers): 見返りを求めず、惜しみなく他者に与える人。
なんでギバー ( 見返りを求めず、惜しみなく他者に与える人)が2つあるの?
うまくやりそうなテイカー(常に自分の利益を優先し、他者からより多くを得ようとする人。)の順位ってこんなに低いの?
と疑問を持たれたのであれば、ぜひ書籍をチェックしてみて下さい!
忙しくて本を読んでいる時間がない方は動画でサクッと概要をチェックするのもありです。

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