今回紹介させていただく名言はこちら!!
お前のオールをまかせるな」
ストレートで力強い一言ですよね。
どんな言葉?
中島みゆきさんが作曲した『宙島』という楽曲の一節です。この楽曲は元ジャニーズ事務所のTOKIOに楽曲提供されたことで有名です。TOKIOの曲として有名ですが、作詞作曲ともに中島みゆきさんです。中島みゆきさんご本人のバージョンもリリースされています。
中島みゆきさんご本人のバージョンと、TOKIOのバージョンはそれぞれ違った良さがありますが、個人的にい一番好きなのはこのTOKIOのライブバージョンです。

選択することを放棄するな
「お前が消えて喜ぶ者にお前のオールを任せるな」という言葉がなぜ多くの人のこころに刺さるのか、自分なりに考察してみました。
『幸せ』ですか?
「お前が消えて喜ぶ者にお前のオールを任せるな」という言葉がなぜ多くの人のこころに刺さるのか・・・結論から言いましょう。
ずばり、「あなたは幸せですか?」かという問いと、「お前が消えて喜ぶ者にお前のオールを任せるな」という言う言葉がほぼ同意だからだとおもいます。
「自分って幸せなんだろうか・・・」って生きていればきっと誰でも一度は考えたことがある問いですよね。どれだけ技術が進歩しても自動的に幸せになれるわけではないので、ある種「幸せかどうか」というのはいつの時代でも誰にでも与えられた普遍的な問いともいえるかもしれません。
『幸せ』の定義
『幸せかどうか』の定義は人によって異なりますし、もちろん「これが正解!!」と決めつけていいものではありません。
そんなことは百も承知の上であえて『幸せ』を定義づけるとしたら、わたしは『選択肢があり、自ら選ぶことができる状態』であると言いたいです。
どんなに一般的にはつらく過酷と言われてもおかしくない状況に身を置いていたとしても、本人が自ら選んだ道であれば、その状況を『不幸』だと決めつけることはできません。
マラソンランナーは不幸か
分かりやすくするためにマラソン選手を例にとって考えてみましょう。私はフルマラソンを完走したことがないのですが、公式なレースではないとはいえ、トライアスロンは完走したことがあるのでマラソンのような数時間単位で運動し続けなくてはいけない競技の辛さはある程度わかるつもりで書きます。
※私が完走したことがあるトライアスロンは「オリンピックディスタンス」と呼ばれる最も一般的なコースで、スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmの合計51.5kmで構成されています。
まず、体ひとつで42.19kmをノンストップで走り続けるというのは、状況だけ考えれば拷問と言ってもいいかもしれません。もしもまったくランニングのトレーニングをしていない人に対して、今この瞬間から出発してフルマラソンを完走して来いと言い放ったら、常識を疑われるだけではすまず、パワハラで訴えられても勝ち目はありません。
しかし、プロであれアマであれ、自らマラソン大会などでフルマラソン完走を目指してスタートラインに立つ人々に対して、「そんな拷問みたいなことやめておくれ」と無理やりにでも止めようとする人はいません。なぜなら、そのような人たちにとってマラソンの完走を目指すことは明らかに自らが選択した目標であり、いままさにスタートラインに立っている状況もランナーたちが自らの選択で選んでいるからです。
このことから、『幸せ』かどうかは、置かれている状況ではなく、『自らの選択』が大きくかかわってくることが分かります。
選ぶということは選択したもの以外を決めて断つことです。ちなみに『決断』は決めて断つと書きます。
決断しない、決断できない人生は不幸です。
まとめ
今回は中島みゆきさんの名曲『宙船』からの一節を名言として紹介させていただきました。
お前のオールをまかせるな」
『オール』は『人生を生きていくうえでの選択肢、およびその選択肢を自ら選ぶ権利』の暗喩だととらえていいでしょう。
『幸せかどうか』の定義を『選択肢があり、自らの意思で選択した道の上にいる状態』と仮定した場合、『オール』を任せるということは『選択権を放棄する』ことになります。
『選択権を放棄する』と『自らの意思で選択する』ことは叶いません。
こういった人生における本質的なことを、『選択権を放棄するな!』という真正面からの言葉ではなく「お前が消えて喜ぶ者にお前のオールをまかせるな」という、誰の心にも響く形で歌に乗せて届けれらるんだから、やっぱり中島みゆきさんは天才ですね。
アラフォーの私はめちゃくちゃ中島みゆき世代ではないんですが、プロジェクトエックスの主題歌とか、ドラマの主題歌で彼女の楽曲に触れて育った世代です。いつの時代も色あせないメッセージ性と、力強い音楽性が印象的です。ぜひ『宙船』以外の曲もチェックしてみてください!






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