今回紹介させていただく名言はこちら!
名言というよりはむかしからある格言ですが、とてもいい言葉なので紹介させていただきます!
どういう意味?
「段取り八分仕事二分」とは、仕事の成否は、実際の作業よりも事前の準備や計画でほとんど決まるという意味の格言、もしくはことわざです。
具体的には、
- 段取り八分(だんどりはちぶ): 準備や計画に十分な時間と労力をかけることの重要性を示しています。全体の8割がこの段取りで決まると言われています。
- 仕事二分(しごとにぶ): 実際の作業は、きちんとした準備があれば、全体の2割程度の時間や労力でスムーズに進むという意味です。
つまり、どんなに素晴らしい技術や能力があっても、事前の準備が不足していると、作業は円滑に進まず、成果も上がりにくいということです。逆に、地道な準備を怠らなければ、実際の作業は驚くほど効率的に、そして成功裏に進むという教えです。
このことわざは、ビジネスだけでなく、日常生活における様々な場面で応用できる考え方ですね。
80対20の法則
80対20の法則というものをご存じでしょうか?
80対20の法則(パレートの法則)とは?
まず、80対20の法則(またはパレートの法則)とは、「多くの事柄において、結果の80%は原因の20%から生み出される」という経験則のことです。例えば、
- 企業の売上の80%は、上位20%の顧客が生み出している。
- ソフトウェアの不具合の80%は、20%のコードに集中している。
- 個人の生産性の80%は、20%の時間で達成される。
といった形で、様々な分野で観察される現象です。
「段取り八分仕事二分」と80対20の法則
この80対20の法則を「段取り八分仕事二分」に当てはめて考えてみましょう。
「段取り八分仕事二分」は、仕事の成功において、事前の準備(段取り)が8割を占め、実際の作業(仕事)は2割に過ぎないということを意味します。これはまさに、「結果(仕事の成功)の80%は、原因(段取り)の20%から生まれる」というパレートの法則そのものです。
つまり、仕事全体を100とした場合、
- 「段取り八分」: 実際の作業にかかる時間や労力は全体の20%かもしれません。しかし、この20%の段取りが、最終的な仕事の成果や効率の80%を決定づける重要な要素となるのです。
- 「仕事二分」: 一方で、きちんとした段取りがあれば、実際の作業自体は全体の80%を占めるように見えても、その達成にかかる労力や時間は20%で済む、あるいは、残りの80%の作業が、段取りという20%の基盤によってスムーズに進む、と解釈できます。
このように、80対20の法則は、「段取り八分仕事二分」が単なる経験則ではなく、少数(段取り)の要素が多数(仕事の成果)に大きな影響を与えるという一般的な原則に基づいていることを示しています。効率的かつ効果的に仕事を進めるためには、段取りにこそ、最大限の注力と資源を投入すべきだという強いメッセージが込められています。
パレートの法則についてはこちらでも詳しく解説しています!ぜひチェックしてみてください
長期の楽観、短期の悲観
また、この「段取りと仕事」の2つの取り組みに関しては、「長期的には楽観的に、短期的には悲観的に取り組む」という姿勢が重要になってきます。楽観的、悲観的というと少し抽象的ですが、要は
- 構想や実行段階では大胆さが重要
- 計画や実務レベルでは慎重さが重要
ということです。さらには以下のように解釈することもできます。
- 悲観と楽観は仕事では混在する。むしろしていないといけない
- 短期では悲観的に、長期では楽観的に
もともとが楽観的なタイプの人でも、根が悲観的なタイプの人でも、どちらにでも当てはめることができる素晴らしい指標だと思いました。今後の仕事の場でも常々心にとめておきたい考え方ですね。
お知らせ
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