今回紹介させていただく名言はこちら!
その基礎をしっかり固めなさい」
以下にも偉業を成し遂げた人が残しそうな名言ですね!
誰が言った?

どんな人?
北里柴三郎は、近代日本の医学の礎を築いた世界的な細菌学者、医師、教育者です。「近代日本医学の父」とも呼ばれています。現代の感染症研究や公衆衛生の基盤を築き、多くの感染症の克服に繋がっています。
主な業績
- 破傷風菌の純粋培養に世界で初めて成功:ドイツ留学中に、当時不可能とされていた破傷風菌の純粋培養に成功しました。
- 血清療法の確立:破傷風菌の毒素に対する免疫抗体を発見し、血清療法を確立しました。これはジフテリアの治療にも応用され、多くの人命を救いました。現在でも破傷風の治療に使われています。
- ペスト菌の発見:1894年に香港で流行していたペストの原因調査に赴き、ペスト菌を発見しました。
- 伝染病研究所の設立:帰国後、福沢諭吉らの支援を受けて私立伝染病研究所を設立し、伝染病予防と細菌学の研究に取り組みました。
- 結核専門病院の開設:日本で最初の結核専門病院「土筆ヶ岡養生園」を開設し、結核予防と治療に尽力しました。
- 慶應義塾大学医学部の創設に尽力:1917年には慶應義塾大学部医学科(現在の医学部)の創設に尽力し、初代医学科長に就任しました。
- 日本医師会の創設:1923年に日本医師会を創設し、初代会長に就任しました。
人物像
- 努力家で不撓不屈の精神:ドイツ留学中は、寝食を忘れて研究に没頭し、精密さと不屈の忍耐で成果を出しました。
- 厳しい指導者:門下生からは「ドンネル」(雷おやじ)というあだ名で呼ばれるほど、規律に厳しく、指導方法も厳格でした。しかし、それは教育に対する真摯な姿勢の表れでもありました。
- 予防医学の信念:「病気を未然に防ぐことが医者の使命」という予防医学への強い思いを持ち、研究成果を実際の医療や予防に結びつけることを重視しました。
- 終始一貫の姿勢:彼の座右の銘は「終始一貫」で、困難に直面しても自身の研究に徹底して取り組みました。
新1000円札の人
北里柴三郎は、2024年7月3日から発行されている新しい千円札の肖像となっています。
これまでの千円札は野口英世の肖像でしたが、約20年ぶりにデザインが刷新され、北里柴三郎が日本の紙幣に登場することになりました。
ほかの名言
北里柴三郎は、今回紹介させていただいた名言のほかにも多くの言葉を遺しています。
「人に熱と誠があれば何事も達成する」
北里の信念を表す言葉で、情熱と誠実があればどんな困難も乗り越えられるという考えを表しています。
「基礎とは生涯を通じての勉強」
常に学び続けることの重要性を説いています。
「いくら志だけがあっても、学力を伴わない者が世間で信用されることはありません」
志だけではなく、しっかりとした学力も必要であることを強調しています。
「人は御世話をするように。そして酬いをもとめぬように」
人のためになることをし、期待しないという姿勢を示しています。
これらの名言は、北里柴三郎の人生観や研究への姿勢をよく表しており、多くの人に勇気を与えています。
関連情報
偉人の生涯をざっと把握したいなら学習漫画がおすすめです!漫画だと思って侮るなかれ!意外と補足情報の文字量も多くて、ストーリーにハマれば結構感動することもあります。
自宅には新千円札、新五千円札、新一万円札の3人の学習漫画をそろえてあります。
お知らせ
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
名言を紹介するブログを運営しています!1つの記事で1つの名言をとりあげて、なぜその名言が多くの人のこころに刺ささるのか、いまでも残り続けている理由を掘り下げて分析したり、自分なりの感想をつづったりする記事をブログで書いています。ぜひチェックしてみてください!
↓ブログトップページはこちら!↓

↓人気の記事はこちら!↓






コメント