今回の記事では、英語を読む能力が求められるリーディングパートの攻略方法を解説していきます。
リーディングパートの特徴
英検(英語能力検定)2級のリーディングセクションでは、英文を読んで理解し、関連する情報や主旨を把握する能力が評価されます。リーディングセクションは、文章や短文のパラグラフに基づいて構成されています。
一般的に、英検2級のリーディングには以下のような問題形式が含まれます。
- 短文の要約:与えられた短文から、最も適切な要約文を選ぶ問題です。文章の主旨やポイントを的確に理解する必要があります。
- 文脈理解:文章内の特定の文やフレーズの意味や文脈を理解する問題です。文章の流れや関係性を把握し、正しい解釈を選ぶ必要があります。
- 質問応答:与えられた文章に関連する質問に答える問題です。文章から情報を引き出し、質問に合致する選択肢を選ぶ必要があります。
- 情報の特定:文章から特定の情報を見つけ出す問題です。特定の事実やデータを読み取り、正しい選択肢を選ぶ必要があります。
- 文章の並べ替え:与えられた文や文の断片を正しい順序に並べる問題です。文章の論理的な流れを理解し、正しい順序を選ぶ必要があります。
これらの問題形式を通じて、英検2級のリーディングセクションでは、英文を読み解くスキルや文脈理解力、主旨把握能力が試されます。正確で効果的な読解力を養うことが求められます。
これらを踏まえたうえで本番で注意するべきことを解説させていただきます。
リーディングパート攻略方法
本文を読む前に選択肢を読まない
英語を読む力を試されるReadingパートは「本文」「設問」「選択肢(4つ)」の3つの要因で構成されています。お勧めの読み方の順番は以下です。
- 「本文」
- 「設問」
- 「選択肢(4つ)」
まぁ順番通りですね。しかし、本文を読む前に「設問」と「選択肢(4つ)」に目を通すというテクニックが良く紹介されています。ただ私はこちらの方法はオススメしません。
なぜなら、「選択肢(4つ)」は結局最後に全部読むことになりますし、本文より先に選択肢の内容に目を通すと本文を読む邪魔になるからです。ハッキリ言って時間の無駄です。
本文より先に選択肢を読むくらいなら、本文を2回読んだほうがよっぽど正答できる可能性があがります。
確実に正解が分からない問題は思い切って捨てる
確実に正解が分からない問題は思い切って捨てましょう。10秒考えて正解が分からない問題は60秒考えても正解は分かりません。あらかじめ確実に正解がわからない時に選ぶ番号を決めておきましょう。
どの番号で解答するか悩んでいる間に、タイムオーバーになってしまって、目を通せなかった問題が残ってしまうのは非常にもったいないです。なぜなら、たどり着けなかった問題は、もしかしたら確実に正解できる内容だったのかもしれないからです。
私の場合ですが、選択肢が4つあってどれが正解か全くわからない場合は、何も考えずに1で解答すると決めています。確実にこれは正解じゃないな・・・という選択肢が1つだけ特定できる場合、つまりは3択まで絞れた場合は残った3つの中で一番数字が若い選択肢を選びます。2択になった場合も同じです。
制限時間いっぱいまでダブルチェックする
英検2級筆記試験(リーディング・ライティング)の試験時間は85分です。「英語を書くWritingパート」と「英語を読むReadingパート」は同じ時間内でどちらから手を付けるか自分で決めることができます。1問しかない「英語を書くWritingパート」を先に終わらせるようオススメしているので、人によっては時間が厳しいかもしれませんが、可能なら「英語を読むReadingパート」もダブルチェックをしたいです。
ダブルチェックをすることで凡ミスを防ぐ効果があります。試験本番という普段とは違った環境で何問もの問題に解答していくと、ひとつやふたつはつけたはずの番号で解答できていなかったりします。せっかく正答がはっきりわかっているのに、凡ミスでスコアを落としてしまうのはもったいないです。
あと、最後まで「英語を読むReadingパート」に目を通したうえで、もう一度最初からチェックすることによって、1周目では気づかなかったことに気づくことができる可能性が上がります。
かりに「英語を読むReadingパート」1周に50分かかったとしましょう。「英語を読むReadingパート」に取り掛かる前と比べて、50分間新しい英文を吸収したことになります。もしかしたら1周目でうまく呑み込めなかった内容や、思い出せなかった単語が、1周目の経験を経ることでスッと理解できるようになっているかもしれません。
時間が少しでも残っているのであれば、時間ギリギリまで可能な限り見直しをすることをおススメします。
リーディング以外の攻略法について
リーディング以外の攻略法についてはこちらの記事でまとめて紹介しているので、ぜひ目を通してみてください!
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後にちょっとだけ自分がたりさせてください。わたしはもともと英語が大の苦手で学生時代はとにかく英語の勉強から逃げてきました。しかしひょんなことから欧州系外資企業で働くことになり、英語力が必要になったのが30歳にもなろうかという20代後半の頃でした。当時はTOEICの攻略を英語学習の軸にしていて一時は780点を取るまで取りくみました。オンライン英会話もやっていましたが、結局英語を「使える」ようにはなりませんでした。
理由はTOEIC対策に特化してしまったことと、オンライン英会話のレッスンをこなす能力だけを伸ばしてしまったことです。英語の基礎からやりなおすステップをすっとばして、曖昧なまま放置してしまったことがよくなかったです。
英語が使えるようになりたいのであれば、TOEICでも英会話でもなく『英検』をおススメします。英語を読む、聞く、書く、話す4技能がしっかり身についていないと合格できないので、英検に取り組むことで自然と英語の基礎力と向き合うことになり、しかも2級まで合格できれば最低限英語を「使える」能力を手に入れることができるからです。
私は英検2級に合格したときに、やっと英語が「使える」ようになったな、と思えることができました。英検に関しては順1級の合格を一区切りとして、現在は自分の仕事の領域に特化した英語力の向上に取り組んでいます。英検に取り組むことで得られた英語力の下地があるので、仕事に関する専門的な英語の勉強もはかどっています。
このブログでは英語力ゼロから英検2級合格までを最短で攻略するための方法を解説しています。英語学習においてあなたには私のような無駄な遠回りはしてほしくありません。
ぜひこちらの記事も見てみてください
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