【英検2級】ライティング攻略方法【即効果あり】

スキル系
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今回の記事では、英語を書く能力が求められるライティングパートの攻略方法を解説していきます。

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ライティングパートの特徴

英検(英語能力検定)2級のライティングセクションでは、英語での文章作成能力が評価されます。ライティングセクションは、日常的なテーマやコミュニケーションに関するトピックに基づいて構成されています。

一般的に、英検2級のライティングには以下のような問題形式が含まれます。

  1. 短文作成:与えられた情報や指示に基づいて、短い文章を作成する問題です。例えば、メールの返信や依頼、スケジュールの調整など、日常生活での状況に関する文章を作成する場合があります。
  2. 画像の説明やコメント:与えられた画像や写真を見て、その内容や特徴を説明したり、自分の意見や感想を述べる問題です。具体的な視覚情報を文章で表現する能力が求められます。
  3. 意見の表明:あるテーマや問題に対して自分の意見を述べる問題です。賛成や反対の立場を明確にし、理由や根拠を述べる必要があります。自分の意見を論理的かつ明確に表現するスキルが求められます。
  4. 体験や思い出の記述:自分の経験や思い出について、詳しく記述する問題です。旅行やイベント、特別な体験など、自分が経験したことを具体的に説明し、感想や意義を述べる必要があります。
  5. レポートの執筆:与えられた情報や資料をもとに、あるトピックに関するレポートを執筆する問題です。特定のテーマについて情報を整理し、要点をまとめて文章化する能力が求められます。

これらの問題形式を通じて、英検2級のライティングセクションでは、正確で流暢な英文を書く能力が試されます。文法や語彙の正確性、文脈に即した表現、論理的な構成など、書かれた文章の品質やクオリティにも注意が必要です。また、指示や要求に従い、制限された時間内で効果的な文章を作成するスキルも重要です。

ライティングパート攻略方法

Writingパートを先に終わらせる

英検2級筆記試験(リーディング・ライティング)の試験時間は85分です。「英語を書くWritingパート」と「英語を読むReadingパート」は同じ時間内でどちらから手を付けるか自分で決めることができます。かならず「英語を書くWritingパート」を先に終わらせるようにしましょう。

なぜかというと、「英語を書くWritingパート」は1問しかないからです。

「英語を読むReadingパート」に時間を取られて、「英語を書くWritingパート」に全く手が付けられずに試験が終了してしまうと、それだけでも25パーセントの配点を落とすことになります。

試験に挑む前には、かならず「英語を書くWritingパート」の過去問をいくつか解いてみて、読み返しまで含めて、実際にどの程度時間がかかるのかを把握しておきましょう。

まずは「型」だけ先に書く

いつも練習している「型」を先に書いてしまいましょう。型とは【主張】【理由の数】【理由1の内容】【理由2の内容】【再主張(まとめ)】の5つです。

【結論】I think that “問題文をそのまま書く”
【理由の数】I have two reasons to support my opinion.
【理由1の内容】First of all,
【理由2の内容】Second of all,
【結論再主張(まとめ)】Because of all the reasons above, I think that “質問分の言いかえ”

内容を考える前に「型」だけ先に書いてしまうことで、それぞれの型がチェックポイントになってくれます。最終的にたどり着きたい結論を明確に意識することができますし、結論をサポートするための理由も2つ必要だということを忘れずに英文を書き進めることができます。

自分の英語力以上のことをやろうとしない

スペルに自信がなかったら、確実に書ける英単語で書き換えられないか検討しましょう。

コツは「小学校低学年の子供に説明するにはどういったら伝わるか?」と考えることです。

日本語でも考えることが難しいようなことを英語に変換しようとすると、そもそも元々の日本語が難しい言い回しになってしまいがちです。

「悲劇」とか「障害」とか「貢献」といったような2つの漢字の組み合わせから成る言葉、つまり「熟語」を使って日本語で考えてしまうことで、これらの熟語を英語に変換しようとするあまり、スペルが難しくて自信をもってかけなかったり、そもそも英語にした場合の単語が分からなかったりします。

「悲劇」であれば「かなしいこと」・・・sad / unhappy

「障害」であれば「むずかしいこと」・・・difficult / heavy /tough

「貢献」であれば「たすけること」・・・help / support

といったように、熟語で考えるよりもかんたんな日本語で考えるほうがよっぽど英語に変換しやすいです。ちなみに「悲劇 / tragedy」「障害 / obstacle」「貢献 / contribution」です。英単語を見れば思い出せなくはない単語ですが、普段から書き慣れていないとスペルミスをなくサラッと書くのは難しい単語ではないでしょうか。

賛成か反対かスタンスを明確に決める

トピックにたいして賛成か反対か立場をしっかり固めたうえで書き始めないと、英作文迷子になってしまいかねません。とにかく英作文を矛盾なく書ききることに専念しましょう。そのためには、本当は自分がどう思っているかはいったんおいておいて、ひとまず賛成か反対かを決めてしまいましょう。

英検2級ともなると、場合によってはなかなか複雑なテーマがライティングのテーマとして取り上げられることがあります。例えば過去には以下のようなテーマが出題されました。

TOPIC

Some people say that Japan should accept more people from other countries to work in Japan.
日本は、より多くの日本に働きに来る外国人を受け入れるべきだと言う人がいる。あなたはこの意見に賛成ですか?

POINT

● 高齢化社会
● 文化
● 言語

※本来はすべて英語で書かれています

このテーマに対して、私自身の正直な意見としては「賛成」も「反対」もしたくありません。しかし、賛成か反対か明確なスタンスを決めずに、自分の意見を日本語で述べようとすると、以下の文章のようにいくらでも書けてしまい、収拾がつきません

※悪い例なので読み飛ばしていただいて結構です)たしかに日本は超高齢化かつ少子化社会なので、労働できる人口の減少が大問題になっています。島国ということもあり日本の人口は純日本人が大半を占めていますが、日本人が新しい日本人を生まないことが人口減少に拍車をかけています。日本人が増えないのであれば、日本人ではない人に日本で働いてもらうことが一番合理的ではありますが、宗教的、民族的、人種的な文化の違いから、日本での外国人労働者を増やせば増やすほど、相対的に複雑な問題が起こる確率が増えることは間違いありません・・・

試験でやるべきことは、本当に自分が思っていることを全力でぶつけることではありません。試験のルールに沿って矛盾なく英語の文章を書ききることが最も重要なやるべきことです。

与えられたテーマにたいして、とにかく「賛成」か「反対」か、どちらのスタンスをとるのかまず最初にハッキリ決めてしまいましょう。本当は自分がどう思っているかどうかは関係ありません。なんなら、本当は「反対」と思っているけど、「賛成」を主張するほうが文法的に正しい英文を書けるのであれば、試験の間だけは割り切って賛成のスタンスでライティングパートを書ききってしまったほうが良いです。

先ほどのテーマであれば以下のステップである程度まではライティングパートを詰めることができます。

  • 「賛成」か「反対」か決める
  • まず最初に型の部分をを書く
  • 小学校低学年に説明しても伝わる日本語で考える
  • 日本語の部分を英語に変換して英作文を完成させる

TOPIC

Some people say that Japan should accept more people from other countries to work in Japan.
日本は、より多くの日本に働きに来る外国人を受け入れるべきだと言う人がいる。あなたはこの意見に賛成ですか?

POINT

● 高齢化社会
● 文化
● 言語

【結論】I think that “日本は、より多くの日本に働きに来る外国人を受け入れるべきだ”
【理由の数】I have two reasons to support my opinion.
【理由1の内容】First of all,日本は、はたらくことができる若いひとたちがへってきているからだ。
【理由2の内容】Second of all,外国人と一緒に働くチャンスが増えることで英語を学ぶチャンスが増えるからだ。
【結論再主張(まとめ)】Because of all the reasons above, I think that “日本に働きに来る外国人が増えることは良いことだ”

解答例

I think that Japan should accept more people from other countries.

I have two reasons to support my opinion.

First of all, Japan has fewer young people who can work. Japanese people tend not to have new children, especially due to an aging society.

Second of all, we can get more opportunity to learn English by working with foreigners. You do not have to force yourself to make time to study English separately from your work.

Because of all reasons above, I think that more foreigners coming to work is a good thing.

必ず一度は読み返す

英作文が書けたら最低一度は読み返しましょう。試験はいつもの練習と違って特殊な環境ですので、カンマやピリオドを打つべき場所に打てていなかったり、普段はやらないような単純なスペルミスをしてしまいがちです。

S-CBT型のタイピング形式で受験すると、英作文をPC上で入力でき、部分的にコピーしたり貼りつけたりもできます。焦って作業すると、思っていた場所とは別のところに英文がコピーされてしまったり、消したはずのコピー元の文章が消せていなくて解答内で同じセンテンスが2回繰り返されてしまう状況になっていたりしまいかねません。

繰り返しになりますが、英作文が書けたら、必ず最初から最後まで最低一度は通して読むことを強くおススメします。

せっかく内容が整っていても、凡ミスでスコアが落ちてしまうのはあまりにももったいないですからね。

ライティング以外の攻略法について

ライティング以外の攻略法についてはこちらの記事でまとめて紹介しているので、ぜひ目を通してみてください!

さいごに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後にちょっとだけ自分がたりさせてください。わたしはもともと英語が大の苦手で学生時代はとにかく英語の勉強から逃げてきました。しかしひょんなことから欧州系外資企業で働くことになり、英語力が必要になったのが30歳にもなろうかという20代後半の頃でした。当時はTOEICの攻略を英語学習の軸にしていて一時は780点を取るまで取りくみました。オンライン英会話もやっていましたが、結局英語を「使える」ようにはなりませんでした。

理由はTOEIC対策に特化してしまったことと、オンライン英会話のレッスンをこなす能力だけを伸ばしてしまったことです。英語の基礎からやりなおすステップをすっとばして、曖昧なまま放置してしまったことがよくなかったです。

英語が使えるようになりたいのであれば、TOEICでも英会話でもなく『英検』をおススメします。英語を読む、聞く、書く、話す4技能がしっかり身についていないと合格できないので、英検に取り組むことで自然と英語の基礎力と向き合うことになり、しかも2級まで合格できれば最低限英語を「使える」能力を手に入れることができるからです。

私は英検2級に合格したときに、やっと英語が「使える」ようになったな、と思えることができました。英検に関しては順1級の合格を一区切りとして、現在は自分の仕事の領域に特化した英語力の向上に取り組んでいます。英検に取り組むことで得られた英語力の下地があるので、仕事に関する専門的な英語の勉強もはかどっています。

このブログでは英語力ゼロから英検2級合格までを最短で攻略するための方法を解説しています。英語学習においてあなたには私のような無駄な遠回りはしてほしくありません。

ぜひこちらの記事も見てみてください

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