やっぱり英語ができるようになりたい!英語力なんて全然ないけど、どうすればいいのか全体像が知りたいな・・・
この記事を見ることで
することができます。
まずは試験に申し込む
とにかく英検の試験に申し込みましょう。
何よりもまず大事なのが具体的な目標を設定することです。今現在の英語力がどのくらいなのかは全く関係ありません。英語学習の最大の敵は『モチベーションの低下』です。試験日を意識することで英語学習のモチベーションの低下を防ぐことができます。
自分の英語力から英検受験級を調べることができる無料サービスを運営しているサイトもあります。ただ、いまの英語力があろうがなかろうが、とにかく英検2級の試験に申し込むことをおススメします。
英検2級合格ラインまで英語力を高めるのに何時間勉強すればよいのかは、現在の英語力によって変わってきます。けど、とりあえず直感で申し込んでしまっていいと思います。
なぜなら英語をを学ぶことの目的は、英語を『読む、聞く、書く、話す』4技能の能力を自分が必要としている使えるレベルまで高めることだからです。
やることの前にやめることを決める
さて、英検に申し込むことであなたは『試験日』という超具体的な目標を手に入れることができました。
次にあなたがやるべきことは、さっそく今から私が紹介する参考書を開いて・・・ではありません!
英語力を伸ばすためにやる事を決める前に、英語学習の時間を作るために『やめること』をまず決めましょう。
誰にとっても1日は24時間しかなく1年は365日です。たいていの人は睡眠時間を含めると24時間をフルに使っているはずです。
いきなり
今日から毎日英語を2時間勉強する時間を作ってください
と言われたら、ほとんどの人が
いまの生活に毎日2時間勉強の時間を『増やす』なんて無理に決まってるじゃん・・・
と思うはずです。そう、『増やす』と思ってますよね。
そうじゃないんです。英語の勉強の時間をいまの生活に『増やそうとする』から不可能になっちゃうんです。
だからまずやる事は24時間のうちで『やめるべきこと』を見つけてしっかりやめることが重要です。
ちなみに睡眠時間はぜっったいに削ってはだめです。睡眠をしっかりとることで学習した内容を脳にしっかり定着させる効果もあります。毎日、質の良い睡眠習慣を続けることで無理なく英語学習を続けていくことができます。ほかにも睡眠を削ってはいけない理由を挙げればきりがないですが、とにかく睡眠時間を削らないようにしましょう。
さて、前置きが長くなりましたが、やめるべきことの候補としては悪い習慣です。
何がいいか悪いかは人によって価値観が様々なので断定はしたくないのですが、あくまでも英語力を伸ばすことを目的としたときに「それをやってたら英語力が伸びっこないよな」とおもう習慣は確実に存在します。
たとえば・・・
要は『体に悪いことと分かってはいるけどついついやっちゃうこと』です。
実際、思うままに体に悪いものをドカ食いすると、体内で血糖値の乱高下がおきやすくなって1日のなかで勉強に集中できる時間帯が減ります。睡眠の質が低いと、起きている間は常に眠い状態を我慢し続けることになるので、勉強という負荷の高い作業を一定時間続けることが難しいです。酒やたばこやギャンブルは依存性が高いので、ちょっとでも時間があると無意識レベルでそれらの行動に走ってしまい、英語学習の優先度がどんどん下がってしまいます。怖いですね。
こちらのページにやめるべき悪習慣をまとめてありますので、是非チェックしてみてください
人それぞれ、時間の作り方はあると思いますが、私のおススメとしては以下になります。
1日3食食べてるのであれば2食に減らす
効率のいい勉強のやり方そのものを学ぶ
やめるべき悪い習慣をやめたら、ある程度時間に余裕ができてくるはずです。
次に、英語学習に取り組む前に、効率のいい勉強のやり方そのものを学びましょう。
ガムシャラに英語の学習に取り組んでもいいんですけど、せっかく勉強するなら効率よく勉強したいですよね。
同じ1時間勉強したとして、少しでも多くのことが身についていたほうがいいに決まっています。
たとえば『エビングハウスの忘却曲線』なんかは本当に役に立ちます。
参考書は何周も読むことが必要なんですが、このエビングハウスの忘却曲線を知っているか知っていないかで、参考書に取り組むモチベーションが大違いです。エビングハウスの忘却曲線を知っていないと、参考書に何周も取り組む『意味』が見いだせずに、途中で放り出してしまうことになりかねません。
効率のいい勉強方法についてはこちらにまとめてありますので、自分に合ったやり方や興味のある原則を是非チェックしてみてください。
英語力の基礎を固める
さて、生活習慣を見直して時間を作り、効率のいい勉強のやり方そのものを知ることができました。あとは英語力アップに向けてベストを尽くすのみです!
このブログは、英検2級合格のサポートを目的としているので、一番手っ取り早いのは英検2級の過去問をひたすら解くことをおススメしたいところです。
ただ、もっと根本的なテーマとして、英語力ゼロから英検2級合格を目指すことを想定しています。
なのでまずやるべきことは英語の基礎を固めることです。英語の基礎がない状態で英検の過去問に取り組んでも、問題が解けないのは当然のこと、回答を確認しても、なぜその答えになるのかが解説されている日本語の意味が理解できない可能性が非常に高いです。
こんな状態では学習のモチベーションを保つのは非常に困難です。
なので、一見遠回りに見えてしまいがちですが、英語をゼロからやり直すのが英検2級合格の一番の近道です。
個人的な体験としては、以下3点をずっとあいまいにしたまま放置していたことが英語学習の足かせになっていたと後から気づいて大変後悔しました。英語の超基礎知識はさっさとおさえてしまうのがベストです。
中一英語(動詞、名詞、形容詞、副詞 / 主語、述語)の定義など
※ここがわかってないと確実に英語学習が詰みます
カンマの使い方
※カンマの使い方が曖昧だと英語が読めないし書けるようになれません
英単語の語尾変化ルール
※地味だけどここがわかってないと正確に話せないし聞き取れないし、何よりも英語が書けません
3つともこちらの記事で詳しく解説しています。
英語を構成する3つの要素の基本を押さえる
英語は「英文法」と「英単語」で成り立っています。
そして英語は「発音方法」が決まっています。
この中で「英文法」と「発音方法」については習得するべき範囲がきちっと決まっています。
しかし「英単語」に関しては無限に存在しているので極めることが不可能です。
なので英語を勉強するには、まず最初に学習の範囲に上限がない「文法」と「発音」から取り組みます。最後に試験合格に必要な「英単語」の範囲を攻めていきます。
英文法
本一冊で全範囲学習可能(負荷:中)
英語の発音
youtubeの動画1本で学習可能(負荷:極小)
英単語
無限にある(負荷:大)
だから試験に合格できる範囲に絞って学習を進める
より詳しい内容はこちらで解説しています。
過去問をひたすら解く
英検2級の過去問はこれ一択です!
ここまでやりこめば過去問は全問正答できるようになっているはずです。英語力が身についていることは確かですが、どちらかかというと過去問の内容を暗記してしまっている状態です。
過去問の内容をすべて覚えても、試験本番では全問正解できる英語力は身に付きません。80%の正答率くらいだと思います。英検は読む、聞く、書く、話すの4技能ですが、まんべんなく80点取れていれば確実に合格ラインです。英検2級に合格するという目標は達成できます。
0点から80点取れる英語力を身に着けるのと、80点から100点取れるまでの英語力を身に着けるのではどちらが大変だと思いいますか?実は80点から100点取れるまでやりこむほうが難易度が高いです。
何も私が勝手に思っていることではなく、世に広く知られている『(80対20の法則)パレートの法則』というやつです。
この考え方は英検に限らずいろんなことに使えます。特に完ぺき主義の気質がある人は何でもかんでも100点を目指してしまいがちですが、80点から100点を目指すことの効率の悪さを知っていると、そこに過剰な時間と努力を費やさなくて済むので、いろんな場面で重宝できる考え方です。
試験に向けての心構え
さて、過去問をやりこむくらいの段階まで来ていれば、そろそろ試験そのものの対策についても考えていきたいタイミングです。
試験1週間前
- 受験票がダウンロードできるようになるのでプリントアウトしておきましょう
- 試験1週間前からアルコールを控えましょう
- 出来ればこの1週間くらいは禁欲もおすすめします
- 睡眠時間をしっかり確保して生活のリズムを整えましょう
禁欲は、ここ一番のところで体力と集中力のピークを持ってくるのに最適なオプションです。
試験前日の注意点
- もう新しいことを覚えようとせず復習に集中しましょう
- 翌日の試験に向けてしっかりと睡眠時間を確保しましょう
- 交通手段の確認、持ち物の準備を済ませましょう。(受験票プリントアウトを忘れずに!)
- 余裕があれば出る順パス単の頻出度Aはおさらいしておきたいですね
試験当日の注意点
試験直前の注意点
- 試験直前は新しいことを覚えようとしないで復習に徹底しましょう
- 出る単の頻出度Aくらいはおさらいしておきたいですね
- 高GIの食べ物を摂取しない(血糖値の乱高下を回避)
- 水分を取りすぎない(試験中の尿意は最大の敵)
- おススメは空腹状態での受験です
- 出かける前に必ず持ち物のチェックをしましょう
- 余裕をもって会場に到着しましょう
試験本番の注意点
- 全問正解できなくて当然(即答できない問題は捨てる覚悟)
- 答えがわからない時はあらかじめ決めておいた番号で即マークして次の問題に集中しましょう
- リスニングはとにかくリズムをキープしましょう
- 制限時間いっぱいまで粘って凡ミスがないように可能な限りダブルチェックしましょう
まとめ
英語学習を始めたばかりのころは特に、ふとした瞬間に
「なんでこんなつまんなくて大変なことやってんだっけ?」
と、我に返ってしまい。せっかく始めた勉強をやめてしまいがちです。なぜならスタート地点からゴールまでの地図が見えていないからです。けど、どんなに現在地点からゴールが離れていても、ゴールが見えてさえいれば歩き続けるモチベーションを保つきっかけにすることができます。
富士山に登ることをイメージするとわかりやすいかもしれません。富士登山は、自分が5合目にいて登り始めのころも、9合目にいてあともう少しで登頂寸前の時も、常に『自分の位置』という現在地点と『富士山の頂上』というゴール地点が把握できて、そのふたつの点を線でつなぐイメージがしやすいです。
だから、何時間もかかる過酷な登山にもかかわらず、決定的なアクシデントがない限り健康な大人の人なら問題なく登頂ができます。現在地点とゴール地点をつなぐロードマップがイメージで来ているからですね。
英語学習の最大の敵は、覚えにくい単語でも、イメージしにくい熟語でも、日本語に訳しにくい特殊な英文法でもありません。ズバリ英語学習の最大の敵は
モチベーションが保ちにくいこと
です。英検2級合格というゴール地点に対して、自分の現在地を見失うと、たちまちモチベーションが保てなくなってしまいます。今回の記事は英語力ゼロから英検2級合格までのロードマップを解説させていただきました。
英語学習迷子にならないための地図として、ご活用ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後にちょっとだけ自分がたりさせてください。わたしはもともと英語が大の苦手で学生時代はとにかく英語の勉強から逃げてきました。しかしひょんなことから欧州系外資企業で働くことになり、英語力が必要になったのが30歳にもなろうかという20代後半の頃でした。当時はTOEICの攻略を英語学習の軸にしていて一時は780点を取るまで取りくみました。オンライン英会話もやっていましたが、結局英語を「使える」ようにはなりませんでした。
理由はTOEIC対策に特化してしまったことと、オンライン英会話のレッスンをこなす能力だけを伸ばしてしまったことです。英語の基礎からやりなおすステップをすっとばして、曖昧なまま放置してしまったことがよくなかったです。
英語が使えるようになりたいのであれば、TOEICでも英会話でもなく『英検』をおススメします。英語を読む、聞く、書く、話す4技能がしっかり身についていないと合格できないので、英検に取り組むことで自然と英語の基礎力と向き合うことになり、しかも2級まで合格できれば最低限英語を「使える」能力を手に入れることができるからです。
私は英検2級に合格したときに、やっと英語が「使える」ようになったな、と思えることができました。英検に関しては順1級の合格を一区切りとして、現在は自分の仕事の領域に特化した英語力の向上に取り組んでいます。英検に取り組むことで得られた英語力の下地があるので、仕事に関する専門的な英語の勉強もはかどっています。
このブログでは英語力ゼロから英検2級合格までを最短で攻略するための方法を解説しています。英語学習においてあなたには私のような無駄な遠回りはしてほしくありません。
ぜひこちらの記事も見てみてください
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