英語ができるようになりたいけど、何を目指していいのかわからない・・・
そんなあなたには
をひとまずの目標とすることをおススメします!
理由は以下の3点です。
- TOEICとちがい「読む、聞く、書く、話す」の4技能を伸ばすことができる
- 英検2級に合格できれば履歴書に書けるしTOEICでもすぐに高得点を狙える
- TOEICと比べて英検のほうが学習のモチベーションが保ちやすい
英検2級合格をひとまずの目標とする理由
「読む、聞く、書く、話す」の4技能を伸ばすことができる
英検は「読む、書く、聞く、話す」の4技能が身についていないと合格することができません。しかし世間で人気のTOEICは英語を読んで聞ければある程度の点数を取ることができてしまいます。
TOEICの点数が高くても英語でのコミュニケーションが取れないという人は珍しくないです。
実際に私の場合は、英語学習をTOEICから入ってしまったことで今となってはかなり遠回りをしたなと思っています。実はTOEICには問題によっては英語がしっかり理解できていなくても、正解を選択できてしまうテクニックがあります。
私は一時期TOEICで得点を伸ばすことに執着していた時期があり、最終的に780点までは取ることができました。しかし、実際は英語を書けないというコンプレックスはいつまでも解消されず、話すときもしどろもどろ。当時は英語が「できる」「使える」状態とは程遠かったです。
だからこそ、合格するには「読む、書く、聞く、話す」の4技能を伸ばす必要がある英検をおススメします!
英検2級に合格できれば履歴書に書けるしTOEICでもすぐに高得点を狙える
英検は5級から1級までに分かれています。履歴書に書けるのは英検2級からとされています。ただ、履歴書に書いて評価されるのが2級以上からということであって、準2級や3級以下は履歴書に書いてはいけないという決まりはありません。
結局のところ、英検って各級がどのくらいの英語力なの?
という声が聞こえてきそうなのでサクッとお伝えしましょう。
・5級 :中学初級程度(中学1年生レベル)
・4級 :中学中級程度(中学2年生レベル)
・3級 :中学卒業程度(中学3年生レベル)
・準2級:高校中級程度(高校1〜2年生レベル)
・2級 :高校卒業程度(高校3年生レベル)
・準1級:大学中級程度
・1級 :大学上級程度
見ての通り英検2級に合格することで高校卒業程度(高校3年生レベル)の英語力があることを証明できます。言い換えれば、英検2級の難易度は大学入試レベルとも言えます。
英検2級合格をTOEICに換算すると550~600点のようです。TOEICで550~600点というと、やっと英語に対する苦手意識がなくなってきた。くらいのスコアですかね。
TOEIC | 英検 |
---|---|
970~990 | – |
870~970 | 1級 |
820~870 | – |
740~820 | 準1級 |
600~740 | – |
550~600 | 2級 |
500~550 | – |
450~490 | 準2級 |
300~440 | – |
291~299 | 3級 |
270~290 | – |
260~269 | 4級 |
100~259 | 5級 |
ある程度英語が得意な人が、「とりあえず履歴書に書けるTOEIC650点を目指すか」といった感じで英語学習を始めるのであれば問題はないです。ただ、このブログの趣旨は英語力ゼロの人がある程度英語を「使える」ようになるまでをサポートすることです。
であれば、まずは英検2級に合格することで無理なく英語力を高め、しっかりした英語力の地盤を固めたうえでTOEICのターゲットスコアを狙いに行くのが、実は最短距離だと思っています。
英検2級に合格することで・・・
TOEICと比べて英検のほうが学習のモチベーションが保ちやすい
英検は5級から1級に受験級が明確に分かれています。細かいスコアこそありますが、最終的な結果は「合格」か「不合格」です。
対してTOEICは受験級という概念がありません。最低スコアは10点で満点は990点です。 スコアは5点刻みで、下1桁は必ず5か0となります。履歴書に書けるTOEIC®のスコアは企業によって異なり、一般企業であれば650点、外資系やグローバル企業であれば700点が最低ラインとされているようです。
TOEICでは英語力がゼロの人にも、満点を取れるポテンシャルを持っている人にも同じ内容の問題が出題されます。かなりの英語力がないと最後まで問題を読み切る事すら難しいことは有名です。
さて、英検とTOEIC、どちらのほうが勉強し続けるモチベーションを保ちやすいでしょうか?
登山に例えると、英検は級ごとに上る山が違うけど、TOEICはめちゃくちゃ高い山をひたすら上り続けているといったイメージです。どっちも取り組んだことがある私としては「絶対に英検のほうが勉強を続けやすい」ことを主張したいです。
まとめ
ゼロから英語を勉強するのであれば、ひとまず英検2級合格を目指すことをおススメします。
理由は以下の3点です。
- TOEICとちがい「読む、聞く、書く、話す」の4技能を伸ばすことができる
- 英検2級に合格できれば履歴書に書けるしTOEICでもすぐに高得点を狙える
- TOEICと比べて英検のほうが学習のモチベーションが保ちやすい
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後にちょっとだけ自分がたりさせてください。わたしはもともと英語が大の苦手で学生時代はとにかく英語の勉強から逃げてきました。しかしひょんなことから欧州系外資企業で働くことになり、英語力が必要になったのが30歳にもなろうかという20代後半の頃でした。当時はTOEICの攻略を英語学習の軸にしていて一時は780点を取るまで取りくみました。オンライン英会話もやっていましたが、結局英語を「使える」ようにはなりませんでした。
理由はTOEIC対策に特化してしまったことと、オンライン英会話のレッスンをこなす能力だけを伸ばしてしまったことです。英語の基礎からやりなおすステップをすっとばして、曖昧なまま放置してしまったことがよくなかったです。
英語が使えるようになりたいのであれば、TOEICでも英会話でもなく『英検』をおススメします。英語を読む、聞く、書く、話す4技能がしっかり身についていないと合格できないので、英検に取り組むことで自然と英語の基礎力と向き合うことになり、しかも2級まで合格できれば最低限英語を「使える」能力を手に入れることができるからです。
私は英検2級に合格したときに、やっと英語が「使える」ようになったな、と思えることができました。英検に関しては順1級の合格を一区切りとして、現在は自分の仕事の領域に特化した英語力の向上に取り組んでいます。英検に取り組むことで得られた英語力の下地があるので、仕事に関する専門的な英語の勉強もはかどっています。
このブログでは英語力ゼロから英検2級合格までを最短で攻略するための方法を解説しています。英語学習においてあなたには私のような無駄な遠回りはしてほしくありません。
ぜひこちらの記事も見てみてください
コメント