英会話で使える便利なフレーズ10選(聞き方・伝え方・終わり方)

スキル系
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私は、ヨーロッパに本社をかまえ世界規模でビジネスを展開する外資系企業の日本支部で働いています。

この記事を書いている2021年2月の時点で6年以上勤めていて、日常的に会議やメールやチャットで英語を使っています。今の会社に転職してからオンライン英会話(レアジョブ)を初めて現在も続けています。1回25分のレッスンを1575回やってるようです。そんな感じの私が、毎日のように使っている超便利な英会話フレーズを全部で10個紹介させていただきます。フレーズは「聞く」「伝える」「終わる」の3つのカテゴリーで分類しました。

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「聞く」ためのフレーズ

コミュニケーションは最低でも2人いないと成り立ちません。話し手が主導権を握っているように思われがちですが、コミュニケーションが成立するかどうかは聞き手にかかっています。話し手がどんなに伝えたいと思っても、聞き手に受け入れる気持ちがなかったり、分からないのにスルーしたり、そもそも無視して返事をしないと会話にすらなりません。

発音や文法なんてどうでもよくて、ホントウに大事なのは相手が伝えようとしてくれていることをしっかり理解しようとする「聞き手としての姿勢」です。そのためにも「聞く」ためのフレーズはサッと言えるように準備しておきたいです。

Please speak a little more slowly.

意味:もう少しゆっくりしゃべっていただけますか?

日本語だとしても、めちゃくちゃ早口で話しかけられると聞き取るのが困難な場合があります。
「もう少しゆっくりしゃべっていただけますか?」というフレーズには、話すスピードだけではなく「もうちょっと色々調整してよ」というニュアンスを伝える効力があります。

Could you say that again?

意味:もう一度言っていただけますか?

会話で一番大事なのは相手が言っていることをスルーしないことです。その場は何とかしのげてもやり取りが続けば続くほど

「あれ、なんかこの人、私が言っていることしっかり理解してないな」

という印象を持たれてしまいます。聞き取れない、理解できないことに対して、分かってますよ風の笑顔を貼り付けてただうなずくのは絶対に避けましょう。

Could you use simpler words, please?

意味:もう少し簡単な言い方で言ってもらえますか?

話すスピードを調整してもらい、さらにもう一度言ってもらってもよくわからなかったら、それはもうあなたのせいではありません。英語を話せない人と話慣れていないイングリッシュスピーカーは、どんな単語が伝わりにくくて、どんな単語なら理解されやすいかを知りません。

「伝え方」が悪いから伝わらないんだということをしっかり理解してもらいましょう。

Could you write down what you just said?

意味:いまあなたが言ったことを文字に書いていただけますか?

ここまで相手の言葉を理解しようと努力して、それでもできないのであれば、もう文章で書いてもらいましょう。文字情報ならグーグル翻訳でも辞書でもなんでも使うことができます。

文字で書いてくださいと伝えて相手が「じゃあもういいです。」と言ってきたら、書いてまで伝える必要がある内容や状況ではないということでしょう。

What’s your point?

意味:つまりどういうこと?

話すスピードを調整してもらって、もっと簡単な言い回しに変えてもらい、なんなら言葉ではなく文章で伝えてもらっても、結局相手が何を言っているのかよくわからない場合があります。相手も人間なので、主張が絶対に正しいなんてことはありません。

理解できないのは自分の知識不足かもしれませんし、相手の意見が全然的外れなことも考えられます。要点がつかめない時はしっかりと「What’s your point?(つまりどういうこと?)」と聞きましょう。

「point」は「話の要点」という意味です。

「伝える」ためのフレーズ

さて、自分が話す順番が回ってきたら心掛けたいことはただ一つです。それは「相手の意見や価値観を尊重すること」です。相手の意見を真向から否定して自分の意見を押し付けるのは簡単です。というかこれは典型的な幼い子供のコミュニケーションの方法です。

どちらか一方のみが正しく、他は間違っているという「二元論」ではなく、ある程度の年齢以上であれば、それぞれが持つ意見や価値観がどれも正解であるという「多様性」を前提にコミュニケーションしたいものです。

It depends on XXX

意味:XXXによる / XXX次第

自分の意見を述べるうえでめちゃくちゃ便利なフレーズです。個人的には英会話のワイルドカードだと思っています。

「家を建てるのとずっと賃貸で住むのはどちらがいいと思いますか?」という質問に対して、自分の意見が一切ないとしても

It depends on the person
(人によるよね)

という返答で乗り切れてしまいます。切り返しとして最強すぎるがゆえに、このフレーズを使った瞬間に議論を終了させることになってしまいます。あまりにも連発すると「つまんねーやつ」と思われてしまうので、ここぞというタイミングで使いましょう。

dependというのは「依存」という意味です。depends on XXXで「XXXに依存する」=「XXXに左右される」=「XXXによる」となります。ちなみにdependの頭に否定の意味の「in」がついて「Independent」になると意味が反対になって「依存しない」つまり「独立」という意味になります。なので独立記念日は「Independence Day」です。

What do you think about this?

意味:この件についてあなたはどう思いますか?

これもとても便利なフレーズです。何か質問されて、考えがまとまらない時に、逆に相手に質問する使い方もできます。英語に限らずコミュニケーションにおいて、「基本的に人は、聞き手に回るよりも話したい」と考えてまず間違いないです。

自分に質問してくる内容は、実は相手が質問されたい内容でもあります。

I’m not sure

意味:(私にはよく)わかりません

質問されても分からない時には「I don’t know」ではなく「I’m not sure」を使いましょう
「I don’t know」だと「分からない」ではなく「知らない」という意味になります。

街で道を尋ねたときに、相手が「分かりません」というのと「知りません」というのではだいぶ印象がいます。職場の同僚に「知らない」が口癖グセの人がいますが、上司に対しても「分かりません」ではなく「知りません」と平気で答えるので横目で見ていてもハラハラします。

Never mind.

意味:(今の話は)気にしないで下さい。

自分があれこれ熱弁しているときに、自分でも何を話しているのかわからなくなった時に使います。
母国語の日本語ならまだしも、英語で自分の意見を論理的に順序だてて話すのはやはり難しいです。
そんな時は正直に、話を見失ってしまったことを認め「Never mind([今の話は]気にしないで)」と伝えましょう。

話を仕切りなおすか、会話のボールを相手に渡して聞き手に回る時に使えるフレーズです。

終わり方

なんやかんや話しても結局最後の印象が大事だったりします。映画やドラマでも、終わり方に満足できれば作品全体に良い印象を抱くものです。

It was great talking to you.

意味:あなたと話しができて良かったです。

いろいろ話したとしても、最後に「あなたとお話ができてよかったです。」と言われて悪い気がする人はいないでしょう。人は言葉よりも表情から全体の印象を受け取るため、笑顔を忘れずに。終わりよければすべてよしです。

英語学習にオススメの書籍

仕事で英語を使うようになり、オンライン英会話も1000レッスン以上受けて確信したことがあります。それは、英語は最低限のフレーズだけ覚えればあとはやっぱり気持ちの問題だ。ということです。英語でも日本語でも、人と人との間に発生するコミュニケーションであることは間違いなく、大事なのは相手を理解しようとする姿勢です。

出世する人の英語

英語でコミュニケーションするうえで最も重要なのは、英語を母国語として話す人たちの基本的な「価値観」を理解することです。英語の単語やフレーズを覚える前に読んでおきたい一冊です。

ずるい英語

英語のコミュニケーションの目的は相手と意見を交換して理解しあうことです。決して単語やフレーズのボキャブラリーの多さを競うものではありません。無限にレパートリーを増やすのではなく「知っている簡単な単語を組み合わせて乗り切ろう」という気持ちにさせてくれる一冊です。

瞬間英作文

泳げるようになりたいと言っている人がいつまでたっても「泳ぎ方の本」とか「泳ぎ方の動画」を見ていたら、「いやいや、まずはプールに入って体を動かして泳ぎの練習しようよ」と思いますよね。英語も一緒で、英語を話せるようになりたいのであれば、机上の勉強よりも、英語を話すのが一番の近道です。

出る単語帳 金のフレーズ

とはいってもやっぱり単語やフレーズを充実させたい!という人にオススメの一冊です。TOEIC対策にもなります。

Duo3.0

もはや伝説の単語帳です。

現代英語の重要単語1600+熟語1000を重複なしで560本の基本例文に凝縮

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・TOEIC:600~780点
・大学入試:偏差値58~65
・TOEFL:60~90点
・英検:準1級

だそうです。

Duo3.0に関しては個別で記事にしています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後にちょっとだけ自分がたりさせてください。わたしはもともと英語が大の苦手で学生時代はとにかく英語の勉強から逃げてきました。しかしひょんなことから欧州系外資企業で働くことになり、英語力が必要になったのが30歳にもなろうかという20代後半の頃でした。当時はTOEICの攻略を英語学習の軸にしていて一時は780点を取るまで取りくみました。オンライン英会話もやっていましたが、結局英語を「使える」ようにはなりませんでした。

理由はTOEIC対策に特化してしまったことと、オンライン英会話のレッスンをこなす能力だけを伸ばしてしまったことです。英語の基礎からやりなおすステップをすっとばして、曖昧なまま放置してしまったことがよくなかったです。

英語が使えるようになりたいのであれば、TOEICでも英会話でもなく『英検』をおススメします。英語を読む、聞く、書く、話す4技能がしっかり身についていないと合格できないので、英検に取り組むことで自然と英語の基礎力と向き合うことになり、しかも2級まで合格できれば最低限英語を「使える」能力を手に入れることができるからです。

私は英検2級に合格したときに、やっと英語が「使える」ようになったな、と思えることができました。英検に関しては順1級の合格を一区切りとして、現在は自分の仕事の領域に特化した英語力の向上に取り組んでいます。英検に取り組むことで得られた英語力の下地があるので、仕事に関する専門的な英語の勉強もはかどっています。

このブログでは英語力ゼロから英検2級合格までを最短で攻略するための方法を解説しています。英語学習においてあなたには私のような無駄な遠回りはしてほしくありません。

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