データ分析に必須!統計学を独学したい人におすすめの本7選【書籍紹介】

スキル系
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データを分析できるようになりたいんだけど、どうやら「統計学」の知識が必要らしい。とはいえ「統計学」ってなにから勉強すればいいんだ・・・?そもそも学生のころは数学とかめちゃくちゃ苦手だったし、やっぱ理系じゃないと向いてないのかな?
悩んでいる人

この記事では、長ったらしくて複雑な公式の解説をしたり、マニアックな統計の知識を解説したりはしません。あくまでも「これから統計学を独学で学習してみたい」という人に向けて、おすすめの書籍を厳選してご紹介させていただく内容になっています。

この記事を書いた人

名前:ニック
性別:男性
年齢:30代
趣味:自転車/読書/楽器演奏
家庭:既婚/共働き/4歳児の父
職業:外資系企業サラリーマン
職種:社内データアナリスト&プロジェクトマネジャー
副業:仕事に役立つ知識やスキルをお届けするブログ「リアライズ」を運営

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統計に関してはこちらの資格を所有しています

  • ビジネス統計スペシャリスト/エクセル分析ベーシック(基礎レベル)
  • ビジネス統計スペシャリスト/エクセル分析スペシャリスト(上級レベル)
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統計学を独学したい人におすすめの本7選

データ分析を行う上で必須知識となる「統計学」ですが。「統計」と聞いただけで拒否反応が出てしまう方もいるかと思います。かくいうわたしも

「数学マジムリ」

「どっちかって言うと文系なんですけど」

「統計学なんて知らなくても別に困ってないなぁ」

といった態度で、やらなきゃなーと思いつつ「統計学」の勉強を避けていました。とは言ったものの仕事でデータ分析をする立場になったので、なんとか勉強を始めました。実際しっかり取り組みだしたのは30歳を超えてからです。何で「統計学」に対してこんなに抵抗感があるのかというと、やはり数式の存在が大きいと思います。こんな感じのやつですね。

「あ、もういいです。私たち相性悪いと思うのサヨナラ。」って感じですよね。でも大丈夫です! 最近では数式は最小減に抑えて、図やイラストで直感的に理解できるよう工夫されている良書が増えてきています。どうせ勉強するのなら、なるべく辛くない方法がいいですよね。数学が苦手な私でも抵抗なく読み進められた本を【基礎編】【計算編】【実践編】の順で計7冊ご紹介させていただきます。

【基礎編】最初は「図」や「イラスト」で理解しよう

マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説

ゆるい感じのマンガが特徴的です。文章よりも登場人物(動物?)たちの会話によって解説が展開されているので読みやすいです。肩の力を抜いて読み進めることができます。ときどき数式が出てきますが、理解するのではなくイラストとしてとらえるくらいの気持ちでOKです。統計学の雰囲気を味わうための仕掛けくらいに受け取りましょう。記述統計(平均・分散・分布)といった基本のキから、推定統計(仮説検定)など初心者がまず知っておきべきものが盛り込まれています。統計学に対する抵抗感を和らげてくれる1冊です。

統計学の図鑑 (まなびのずかん)

小学校で習う「平均」などの基礎レベルから、高校の数学で学ぶ「順列」「組合せ」、さらには「重回帰分析」や「ビッグデータ」のような本格的なレベルまで、統計学がまるごとつまった「統計学の図鑑」です。図鑑というだけあってオールカラーでイラストや図が多く使われています。頭から最後まで通読するのではなく、統計学を学んでいくうえでイメージが掴みにくい単語や概念とぶつかった時に、この図鑑で調べてみて、視覚的に理解することに役立てるような使い方をおススメします。もちろん一冊の本として読んでも楽しめます。

【計算編】エクセルで計算できるようになろう

計算編では、主にエクセルを使って統計を計算する方法を解説している書籍の紹介になります。数式を解くために紙とペンを用意する必要は全くありません!断言しますが、統計学を学ぶ上で数式を解くための手順を全部理解する必要はありません。計算するための機能を備えた便利なツールを使えばいいんです。その便利なツールの代表として、普及率が高く身近な存在の「Excel(エクセル)」をおススメしたいです。

Excelを使って統計を算出するスキルを身に着けるには、こちらの書籍がおすすめです。

やさしく学ぶ データ分析に必要な統計の教科書

売り上げやアンケート結果など、日々の仕事でデータを感覚や直感で “なんとなく”で分析することはもうやめましょう!身近なツールである「Excel」を使うことで難しい計算式を覚えなくても、簡単に分析や予測ができるようになることを目的とした内容になっています。Excelを使う場面には、練習用ファイルが付いており、実際に手を動かしながら、統計のスキルを手に入れられます。豊富な図解をまじえたり、3人の登場人物とストーリーを通したりして、統計の基本をやさしく、ていねいに学べます。

さらに意外と知らない「平均値」や「グラフ化」の落とし穴、「相関関係」「重回帰分析」「検定」を使いこなすためのコツなど実務でつまづきやすいポイントまでしっかりフォロー。文系ビジネスパーソンでも挫折せず、仕事で使える統計の知識を身に付けられます。

できるYouTuber式 Excel 現場の教科書

そもそもエクセルの操作に自信がないんですけど・・・という人は、この機会に是非ともエクセルのスキルを身に着けることをおススメします。エクセルのスキルか統計学の知識かどちらかしか学べない究極の二択があったとしたら、私は迷わずにエクセルスキルの習得をおススメします。

エクセルスキルはそれほどまでに社会で働くうえでは必要不可な必須スキルです。「現代の読み書きそろばん」と言っても過言ではないでしょう。エクセルの学習は「本と動画のコンテンツミックス」がおすすめです。

【実践編】統計学×エクセルで活躍しよう

さて、統計学の基礎知識を学び、エクセルで計算する方法も習得したのであれば、あとは現場で使ってなんぼです。とはいえ、「はい、それでは統計学を仕事で使ってください」と言われても具体的に使いたいイメージがつかめていないのであれば難しいでしょう。

そこで、まずは実際にビジネスシーンで統計学がどのように使われているのか「具体例」を知ることから始めることをおススメします。仕事の本質は「問題を解決する」ことです。業種や職種が違っても、問題を解決するために統計学を用いるプロセスを知ることで、自分の仕事にも転用できるヒントを得ることができます。

日産で学んだ 世界で活躍するためのデータ分析の教科書

日産自動車に10年以上勤め、カルロス・ゴーン氏や外国人役員に数々の提案をし、V字回復経営を直接支えた著者が、世界で通用する「データ分析術」を伝授してくれる一冊です。分析知識ゼロの初心者でも、客観的なデータを使い、上司を納得させる提案をつくるまでが学べる内容となっています。

また、「いきなりデータに手を付けて分析に失敗してしまう・・・」「思いつきで分析を増やしてしまう・・・」など、データ分析のよくあるお悩みも解決。
新人からベテランまで、あらゆるビジネスパーソンの実務に役立つ1冊です。

Excelでできるデータドリブン・マーケティング

こちらはマーケティング分野において、統計の知識とエクセルのスキルを活用する方法を紹介している書籍です。Excelを用いた演習でマーケティングROIの最適化を導く分析手法を習得できます。並行して、統計や因果推論の知識について知ることができます。データ解析にもとづくマーケティングに必須の「知識」と「生きたノウハウ」が同時に身につくビジネス実践書です。

定量分析の教科書

日本語、英語に続く「第3の言語」として、「数字とうまく付き合うスキル=数字力」を鍛えるために最適な1冊です。四則演算から回帰分析まで――前提知識なし&初学者でもきちんとしっかり学べます。身近なエピソードと多くのビジネス事例で、現場で使えるデータ分析をわかりやすく解説しています。統計学の基礎を学ぶ入門だけでなく、学んだ知識がどのようにプレゼンなどで役に立つのかまで紹介されています。

自分に合った書籍をネットで検索しよう

「自分が働く業種や職種+エクセル+統計」といったようなキーワードでネット検索してみるのもおすすめです。自分にとって「おっ、これは!」と燃えるような良い資料に出会えるかもしれません。

統計学とエクセルはビジネスパーソンの必須スキル

統計学とエクセルはもはやビジネスパーソンの必須スキルです。統計学はデータ分析を行う上での基礎知識であり、エクセルはデータ分析を実行するための必須ツールだからです。

インターネットが社会の隅々まで張り巡らされている現代社会では、直感や感覚ではなく「データ」を分析し、有益な情報や利益につながる意思決定を下すことが当たり前になりました。困ったことにビジネスは「統計学」をベースにした「データ分析」を中心に回っているので、「直感や感覚」に頼っていてはお話しになりません。そのデータ分析のために必要なのが「統計学」の知識と「エクセル」のスキルです。

なにも「ビックデータ」や「データサイエンス」といったような、データ分析を主力として扱うIT関連企業だけの問題ではありません。「平均」や「合計」なんかも広い意味では「統計学」の一部です。たとえば「平均値」がなんなのか分かっていない人と一緒に仕事をするとなると、かなり難しいですよね。「そんくらいの最低限の一般常識は押さえといてよ」と思われても仕方ありません。

しかし、ちょっと難易度をあげて「中央値」とか「標準偏差」といった話になると、とたんについてこれない人が増えます。「中央値」とか「標準偏差」が理解できている人からすると、それらの知識がない人は「ビジネスパーソンならそんくらいの基礎知識は押さえといてよ」と思われてしまいかねません。平均値が理解できない、計算できない人に対して「こいつ大丈夫か?」と思う感覚と同じです。

このように、「統計学」の範囲は実に広く、目的によって必要となる知識や技術も様々です。なにも複雑な公式を自力で解くことだけが「統計学」ではありません。今回紹介させていただいた書籍が、「あなたにとっての使える統計学」を習得する手助けになることを願っています。

 

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