【結論】
『どのように』学習するのかよりも『なぜ』英語を勉強するのか?を特定する。
英語、日本語に問わず、相手の意図を理解するまで質問する。もしくは言い換えてもらう
それでは以下、詳細です。
ちょっと自分語りさせてください
やや私の自分語りが入ります。私の英語レベルがある程度分かったほうが、記事の内容の説得力が上がるかなと思い書くことにしました。
私は仕事上英語を使う機会があり、英語学習が日課になっています。
メインの学習方法はオンライン英会話です。かれこれ5年以上だらだらと続けており、毎日25分のレッスンを毎月少なくとも25日以上は受講しています。
特にお世話になった教材は『瞬間英作文』です。
英語学習はスポーツという考え方があるのですがよく言ったものです。
ほかにも一時期TOEICで700点以上取ることを目指したことがあり、TOEICで点を取るための学習に特化した時期もありました。
継続は力なりとはよく言ったもので、TOEICは780点を取ることができました。
仕事でも英語で会議に参加、メールのやり取り、資料の作成くらいはできるようになりました。
学生時代は本当に英語が嫌いで、中高での英語の授業は毎回寝ていました。
20代後半から英語の学習を始めましたが、その時はBe動詞すらまともに理解できていないところからのスタートでした。もちろん簡単なフレーズも一切話すことができませんでした。
知っている英語は I have a penくらいでした。
相変わらず英語は苦手ですが、英語が喋れる人となら意思の疎通くらいはできるという自信を持つことはできるようになりました。
今回お伝えする『本質』は、英語に限らず、母国語以外の他言語を学習する際に活用できると思います。
英語を勉強していくにあたり、文法からしっかりやったほうがいいのか、それともひたらすら会話で経験を積めばよいのか、いやいやハリウッド映画を英語音声と英語字幕でひたすら観ればよいとか、音読がいいよとか、本当に様々なテクニックやメソッドやアプローチがあります。
第1位 重要なのは『どのように』ではなく『なぜ』
私は、『どのように』学習するのか、よりも、一歩さがり、そもそも『なんで』英語を勉強するのか?を考えたほうがいいと思います。
昇給のためにTOEICで730点取らなければいけない30代の社会人と、英語でしかコミュニケーションが取れない魅力的な相手にアプローチしたい人とでは、目的が全く異なります。
今回はあくまでも英語での会話によるコミュニケーションを想定した場合の心構えになります。
個人的には、この心構えは、英語でのコミュニケーションだけでなく、慣れ親しんだ、使うことに全くストレスを感じない日本語でのコミュニケーションにも適用できると考えています。
第2位 聞き取れなくても全然OK
英語(他言語)によるコミニュケーションのコツは、聞き取れないことがあっても全然オッケーと考えることです
母国語ですら聞き取れないことがよくあるはず。
例えば、いきなり「もう会いたくない」
「もう会いたくない」
そこには『あなた』と『わたし』
言い換えれば、相手が伝えたい『意図』を理解することが重要であり、言っているフレーズを完璧に『聞き取ること』は目的ではないは
だとしたら、この『
『あなたと私がもう会わないということでしょうか?』
何回も言いますが、コミュニケーションの真の目的は相手が伝えようとしている『意図』を理解することです。
一番やっていはいけないのは『わかったふり』です
特に英語は『沈黙』イコール『理解・同意』として認識される言語です
相手が何を伝えようとしているのか、わからないのに愛想笑いを浮かべてただただなずいていると、相手は『この人には自分が言っていることが伝わっている』というメッセージを与えることになります。
信頼関係を破壊しかねませんので『わかってないのに質問しない』は絶対やめましょう。
とくにビジネスシーンでは命取りになりかねません。
第3位 本当に英語を話さなくてはいけないのですか?
買い物や食事と言ったような一過性のコミュニケーションであれば
レストランやショッピングなんかも、下手に完璧なフレーズで注文や質問するよりも、表情で感情を思い切り表現しつつ、ジェスチャー全開で『日本語』で伝えたほうが、意図が伝わる確率が高いです。
第4位 英語を勉強することであなたが失うもの
人それぞれ英語を学習する『目的』が違います。
そして悲しいことに、ごく少数の人を除き、英語学習は退屈で、時間がかかります。
苦労して習得した英語は、サボるとすぐに技量が低下してしまうような、極めてコスパの悪いスキルだと、私は考えています。
さらには技術の進歩により、Google翻訳のような無料で使えるアプリケーションでも、かなりの精度で翻訳が可能になりました。
近い将来、音声すらもアプリケーションによる同時通訳が可能になり、英語を使うことができるというスキルは、コモディティ化することで希少価値を失うことは間違いないでしょう。
英語を手書きしたり、メールなどに直接打ち込んだり、直接話したりしていると、驚かれるような将来はすぐそこまで来ています。
「え?〇〇さんの車ってマニュアルなんですか?車お好きなんですか?」と同じことが英語でも起こり得ます。
スマホやPCのように翻訳アプリが入っているデバイスを持っていない人に、英語で話しかけるのは失礼とするマナーまで出現するかもしれません。
(とはいえ英語の使用人口は世界人口の25%を占めており圧倒的主流言語なので、こんな馬鹿らしいマナーが定着するとしたら日本くらいでしょう。)
将来的には、英語学習も現代の茶道や花道や書道のようなポジションに落ち着くと思われます。
英語学習が好きで好きでたまらない人は、それ自体がエンタメとなり、最高の趣味となり、さらには人生の糧となり、素晴らしいストレス解消となります。しかしそんな人は少数派だと思います。
人生の時間は有限です、あなたが英語を勉強すると決断し、英語学習に注いだ時間だけ、ほかのことができたかもしれない時間を消費することになります。
人生は常にトレードオフなのです。
第5位 英語はただの道具でしかない
固く閉ざされた扉があるとしましょう。あなたはその扉の向こう側に行きたいとします。
その扉を開けることができる唯一の方法が鍵を差し込むことだとした場合、英語は鍵そのものです。
あなたは鍵を所有することが目的ではないはずです。
鍵を使って扉の向こう側に行くことが目的のはずです。
扉の向こう側では、英語とはまた違った能力が必要になるはずです。その能力が何なのかは、人によって異なります。
英語はただの道具でしかありません。
その道具を使って何をしたいのか、そもそもなぜそれをやりたいのか。
『どのように』を考える前に『そもそもなぜ』をしっかりと自分の軸に据えましょう。
そうすれば、目的達成までに最短の距離を進むことができる確率が上がります。
全力疾走で階段を駆け上がっても、そもそも建物が違ったら目的地にたどり着くことはできないのです。
ぼくは、20代後半の時点で『I have a pen』くらいしかわからない状態から、何とか仕事で英語を使えるくらいにはなりました。
とはいえ、数字の計算や円とドルの換算なんかは日本語で思考した場合のスピードには遠く及びません。特に私は英語を書くことが苦手なので、時短の観点からいつもグーグル翻訳で済ませています。
でも、英語を勉強することでしか開けられない『扉』を開けることができたという自覚は確実に持っています。
英語を勉強したからこそ、現場作業からデスクワークのポジションに移ることができ、日々新しいことに挑戦することができる環境に身を置けています。
ここまで読んでくれたあなたは、きっと英語の学習についてとても興味をお持ちなのだと思います。
だからこそ、人生の限りある時間を大量に投入する前に『なぜ』英語なのかを考えてみてはいかがでしょうか。
巷にはTOEICの点を取るためのテクニック本やシチュエーション別のフレーズ集が溢れかえっています。
これらの本の内容は『なぜ』ではなく『どのように』英語を勉強するかにフォーカスしています。
わたしが読んできた英語学習系の本で『なぜ』の部分に一番フォーカスしていると感じた作品は以下になります。
もしもご興味があるなら手に取って実際に読んでみてください。
コメント