オリラジ藤森慎吾に学ぶ笑顔の重要性!科学的根拠となるメラビアンの法則とは?

スキル系
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「人と話すのが苦手だな」
「人間関係をもっとスムーズにしたいな」
「言いたいことがうまく相手に伝わっている気がしないな」

普段からこんな風に思ってはいませんでしょうか?

そんなあなたに朗報です!コミュニケーション全般の悩みをに使えるシンプルかつ強力な解決策をお伝えします。それは「笑顔」です。

今回の記事は以下のような内容です。

〇藤森慎吾さんも意識している「笑顔」がコミュニケーションにおいて最強の理由
〇科学的アプローチで証明「メラビアンの法則」とは
〇体験談:内容が十分ならあとはどう伝えるか
〇まとめ:結局「何を言うか」より「誰が言うか」
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笑顔がコミュニケーションにおいて最強の理由

なぜコミュニケーションにおいて笑顔が最強なのでしょうか?

それは、笑顔で相手に接することにより、理屈ではなく直感的に「私はあなたの敵ではありませんよ」というサインを送ることができるからです。あなたが笑顔で相手に接することで、相手に対して安心感を与え、「逃げたり戦ったりしなくてもいい」と無意識レベルで判断してもらえる可能性が高くなります。

「逃げる?戦う?現代のコミュニケーションの話をしてるんじゃないの?」と思ったかもしれませんが、ちょっと我慢してお付き合いください。

スマホ脳」という本で言及されていますが、ヒトの脳はサバンナで狩猟採集をしていた何十万年も前のデザインからほとんど進化していません。(その反面テクノロジーが飛躍的に進化したことで、脳と技術の進化のギャップがうつ病や不自然な肥満といった現代病の原因となっている)

何が言いたいのかというと、人間は常に無意識に「戦う」か「逃げるか」を見極めようとしていて、自分ではない人に対しては「敵」か「味方」かを判断しようとしているということです。

卓越したコミュニケーションスキルで芸能界の第一線を走り続けるオリラジ藤森慎吾さんの自伝『プライドレス』では、同じ話をしていても腕を組んでしかめっ面でつまらなそうに「へぇ、あぁ、そうなんですか」と淡々と対応されるよりも、笑顔で大げさなくらいのリアクションで「えっ!すごいですねそれ。そうなんだー!」と楽しそうに言ってもらえたほうが、誰だって話しやすいに決まっている。と書かれています

1937年の発刊以来、色あせることなく時代を超えて読み継がれ、邦訳だけでも500万部を突破する歴史的ベストセラー『人を動かす』でも「笑顔」は、原文そのままではないですが「コストが一切かからないが、しかし、メリットは無限大である」といったようなニュアンスのことが書かれています。

ローリスクハイリターン。資本主義社会のビジネスケースではありえないような夢のような言葉ですが、ことコミュニケーションにおいては実現可能です。それが『笑顔』なんです。

人には「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい」という一面があります。笑顔になることで顔の表情筋が刺激を受け、それが脳にフィードバックされると、ポジティブな感情が生まれる。という仮説すらあります。

次の章は科学的なアプローチになるので読むのにちょっと集中力を必要とするかも知れません。まずはこの動画を見て「笑顔」になってリラックスしてから進んでみてはどうでしょうか。

Buzz and the Dandelions

科学的アプローチで証明「メラビアンの法則」とは

メラビアンの法則」ってご存知ですか?別名「3Vの法則」または「7-38-55ルール」とも呼ばれる心理学の法則のことです。「メラビアンの法則」は、1971年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学名誉教授であったアルバート・メラビアンによって発表されました。

情報が相手に与える影響は、

  • 言語:7%
  • 聴覚:38%
  • 視覚:55%

これが「メラビアンの法則(7-38-55ルール)」です。

人間は人と話をするとき、単純に言葉だけでやりとりをしているわけではありません。下記のようになっているのです。

情報の種類情報が相手に与える影響
言語情報(Verbal)7%
聴覚情報(Vocal)38%
視覚情報(Visual)55%

一番割合の多い視覚情報(表情やジェスチャー)が与える影響は最多の55%。笑顔で話すのとしかめっ面で話すのとでは、印象がまるで違うのです。次に割合の多い聴覚情報(話すスピードや声のトーン)が与える影響は38%。やさしくゆっくり話すか、怒鳴りながら早口で話すか、話し方の違いで同じ内容でも相手への伝わり方は変わります。そして最も割合が少ない言語情報(何を話すか)が与える影響はたったの7%しかありません。

何を話すのか」といったような、話の内容はもちろん重要です。しかし表情やジェスチャー、話すスピードや声のトーンなどの「どのように話すのか」といった視覚情報と聴覚情報のほうが、言語情報、つまり話す内容よりもかなり大きな影響を与えているのです。

しかし、メラビアンの法則が理解できたからと言って、実際のコミュニケーションでいきなり完璧に自分自身を「演出」するのは不可能です。常に笑顔を心掛けて、話の内容によっては表情を適切にコントロールする、もちろんジェスチャーも忘れない、さらには話すスピードやトーンにまでも気を配って、さらに話す内容も理屈が通っている・・・。かなりのトレーニングが必要です。

いつの日かそれらすべてを完璧にこなせるようになれば、それはそれで素晴らしいかもしれませんがそんな気の長い話ではなく、重要なのは、今この瞬間から使えて高い効果が得られるシンプルな手法です。世の中には、何かを改善するには一番コストが小さくて一番効果が高いところから手を付けるという鉄則があります。(80対20の法則の詳細はこちら

コストがゼロで効果が無限大・・・すでに出てきたフレーズですね。まさに「笑顔」がそれです。コミュニケーションを改善したいのであれば「笑顔」というスキルを使わない手はありません。

体験談:内容が十分ならあとはどう伝えるか

ここまで、とにかくコミュニケーションは笑顔が大事だと主張してきましたが、つまりは「相手と良い関係が築けているかどうか」が人間関係をスムーズにできるかどうかのカギであるといえます。

長年世界中で売れ続けている伝説的名著『人を動かす』でも、現代の芸能界という能力至上主義の頂点とも言える業界の第一線で活躍し続ける藤森さんの自伝『プライドレス』でも「笑顔」の重要性が述べられています。

そして、科学的にも「メラビアンの法則」として「何を言うか」ではなく「どのように言うか」、つまり「笑顔」がいかにコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしているのが証明されています。

昔も今も、そしてきっとこれから先の未来でも「コミュニケーションにおいて笑顔が大事」という事実は変わることはないでしょう。

人は、誰かから何かを言われたときに「何を言われたか、ではなく誰に言われたか」のほうを無意識に重要視するようデザインされています。

補足として付け加えておきたいこととして、「笑顔」ができていれば「何を言うか」の部分をないがしろにしては良いというわけではありません。

もちろん、この世の中には言ってはいけない言葉があります。相手の見た目やコンプレックスを言及して人間性を否定するような言葉です。道徳的や倫理的に反することはよっぽどの理由がない限り言ってはいけないでしょう。「笑顔」で伝えたからと言って許されない一線があることは絶対に忘れたくはありません。

基本的に、こちらが準備する主張は理屈が通っていることが大前提です。例えばビジネスであれば金額や納期や品質などのクリティカルな要因に矛盾があるのに「笑顔」で伝えたからと言ってどうにかなるとは考えられません。

コミュニケーションにおいて「笑顔」で接する以前に「誠実であること」が大前提として必要です。

まず「誠実」であって、その上で「笑顔」で相手と接することで、あなた自身やあなたの伝えたいことの本当の良さが相手に伝わる可能性がグンと上がります。

ここまで偉そうに書いてきましたが、当の本人である私はコミュニケーションが苦手です。主張が強いか弱いか、感情を出すか出さないかという2軸で性格を4つに分類できるソーシャルスタイルという手法では、ゴリゴリのアナリティカルタイプです(主張言わない、感情出さない)

※ソーシャルスタイルが気になる方はこちらで詳しく解説しています。

データの分析やロジカルシンキングが得意なので、プロジェクトの草案を作成するのが得意なのですが「いまいち上司から承認を得られる確率が低いな・・・」と常日頃何となく感じていました。

今回の記事を書くにあたって、「やっぱり笑顔って大事だな、いくら理屈が通っていても伝え方が悪ければ通る計画も通らない。これは自分自身の問題だ」と再確認することができました。

さっそく準備していた新しいプロジェクトの承認をもらえるかどうか上司に相談するときに、自分ではちょっとやりすぎかな?って思うくらい笑顔に意識して若干声のトーンもあげてみました。

結果、今回の件に関してはGOの承認をもらうことができました。もちろんプロジェクトの草案は理屈が通っていて数字にも矛盾がないものを準備したうえでです。そして、表情と声のトーンに注意するという向いてないことをやったので結構疲れましたが。笑

ただ、この程度の疲れでプロジェクトの承認がもらえるのであれば、やって損はありません。なんにせよ「笑顔はコストがかからないけど効果は無限大」ですからね。

まとめ:結局「何を言うか」より「誰が言うか」

結局のところ、コミュニケーションというのは最低限はなしの内容に理屈が通っていれば、あとは「何を言うか」よりも「誰が言うか」が重要なのかもしれません。

つまりは「人間関係は相手と良い関係が築けているかどうかが最大のカギ」だということです。

言われてみれば至極当たり前のような結論ですが、ではあなたは相手と良い関係を築くための手法をリストアップしたり、科学的な根拠を調べてみたり、そういった関係の本を読んだり、実際に試してみたりしたでしょうか。

私はこれまでしてきませんでした。しかし、このブログで記事としてまとめるまでの一連の流れで、本を読み知識を得て、派生する科学的な根拠であるメラビアンの法則を理解し、そして実践してみて、自分の経験として体験することで「やっぱり人間関係は相手と良い関係が築けているかどうかが重要なんだ」とハッキリ理解できました。

知識は、知識として持っているだけでは本当に理解したとは言えません。体験として経験し、納得したうえで初めて本当に理解できます。

この記事が、あなたにとって「笑顔」が重要であると気づき、そして誰かに実施してみるきっかけになれば幸いです。

今回参考にした書籍一覧




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