結論
英語を効率よく習得するためにはこの順番が一番効率的です
スキマ時間で「英語の発音方法」を習得(負荷:極小)
最後に「英単語力」を伸ばしていく(負荷:大)
英語を構成する3つの要素と学ぶ順番
英語は「英文法」と「英単語」で成り立っています。
そして英語は「発音方法」が決まっています。
この中で「英文法」と「発音方法」については習得するべき範囲がきちっと決まっています。
しかし「英単語」に関しては無限に存在しているので極めることが不可能です。
なので英語を勉強するには、まず最初に学習の範囲に上限がない「文法」と「発音」から取り組みます。ここでいう発音とは、発音記号の読み方と、ローマ字読みになるときとアルファベット読みなるときのルールのことです。
英文法の学び方
文法を学ぶには参考書が1番です。
参考書にはいろいろありますが、私のオススメは「キク英文法」です。
- 一冊で学習するべき文法がすべて収まっている
- 音声アプリと連動している
- 持ち運びしやすいサイズ
文法の参考書はモノによってはシリーズ化されていて、1冊で完結できないものもあります。たしかに数冊に分けられているほうが一つ一つの項目は細かく解説されている場合もあります。
ただ、今回に限って文法を学ぶことのゴールは必要最低限の文法を身に着けることです。英文法の達人を目指すわけではないので、1冊で完結していて音声をアプリで聞けて持ち運びしやすいサイズの「キク英文法」をおススメします。
かなり基本的なところからガッツリ英文法をやり直したいのであればDataBase3000もおすすめです。
1本で英文法の完全解説に挑戦されているタフな動画もいくつかあるので、参考書と併用して活用していくと勉強の効率が上がります。
英語の発音の学び方
英語の発音を学ぶにはyoutubeが一番です。
発音記号というものがあるのですが、一本の動画ですべての発音記号について解説してくれているとてもすばらしい動画がいくつかあります。私が利用したのはこちらの動画でした。毎日取り組めば1週間くらいで発音記号の読み方を覚えられるはずです。
英語なんて読めて書ければいいんだから正確な発音なんてわからなくても問題ないんじゃない?
と思うかもしれません。実際私もそう思って発音記号の勉強をずーーーーと後回しにしてきました。
しかし、何年も英語を勉強してきてやっと発音記号を勉強した結果、最初にやっておくべきだった・・・と今では本気で思っています。
英語はを発音するうえで重要なのは発音記号の理解だけはありません。実は英語も日本語の音読みや訓読みのように、状況によってローマ字読みになったりアルファベット読みになったりします。
英語のローマ字読みとアルファベット読み
・ローマ字読み:hat<hæt>(aを「アー」と読む)
・アルファベット読み:hate<ˈheɪt>(aを「エイ」と読む)
※単語の一番最後がeでおわると、そのeはマジックeと呼ばれて特殊な働きをします。最後のeは発音されず、直前の母音の発音方法がアルファベット読みに変わります。
発音方法のルールはマジックeだけではないです。(母音が2回続くと変わるとか、いろいろある)。
文法の参考書でおススメしたDataBase3000にわかりやすい解説が載っています。
英単語の学び方
英単語は無限に存在するので、どこまで学習するのかをまず決めることが重要です。そこで役に立つのが英検です。英検であればレベルによって受験級が分かれているので、自分が受験する級に必要な英単語を習得することをゴールにすることができます。
ひとまず英検3級の合格を目指すのであれば、3級に合格できるだけの英単語力を身に着ければOKです。
「英検3級の範囲の英単語を覚えたところで、英語を使いこなせるようにはならないよ」
という声が聞こえてきそうですがごもっともです。
英検の受験級を指標に英単語を学習するのは、英単語を極めることが目的ではないです。一番の目的は英単語学習に挫折しないことです。
英単語の学習範囲は無限です。やろうと思えばいくらでもできます。むしろ自分の英語力があがればあがるほど、学ばなければいけない単語の多さに気づき、最悪、絵k後の学習自体をやめてしまいかねません。
だからこそ、終わりのない英単語の学習にあえてゴールを決めるんです。それの役に立つのが英検の受験級です。
英検は受験級ごとに頻出の単語をまとめてくれている単語帳が出版されています。
まとめ
英語を効率よく習得するためにはこの順番が重要です
- 「英文法」と「英語の発音方法」をまずおさえる
- 最後に「英単語力」を伸ばしていく
英語を勉強するには、まず最初に学習の範囲に上限がない「文法」と「発音」から取り組みます。
この中で「英文法」と「発音方法」については習得するべき範囲がきちっと決まっています。
しかし「英単語」に関しては無限に存在しているので極めることが不可能です。
英文法を勉強しつつスキマ時間で英語の発音方法を習得
↓
英検の受験級に該当する出題範囲の英単語を覚える
↓
英検の受験級に該当する過去問を解く
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後にちょっとだけ自分がたりさせてください。わたしはもともと英語が大の苦手で学生時代はとにかく英語の勉強から逃げてきました。しかしひょんなことから欧州系外資企業で働くことになり、英語力が必要になったのが30歳にもなろうかという20代後半の頃でした。当時はTOEICの攻略を英語学習の軸にしていて一時は780点を取るまで取りくみました。オンライン英会話もやっていましたが、結局英語を「使える」ようにはなりませんでした。
理由はTOEIC対策に特化してしまったことと、オンライン英会話のレッスンをこなす能力だけを伸ばしてしまったことです。英語の基礎からやりなおすステップをすっとばして、曖昧なまま放置してしまったことがよくなかったです。
英語が使えるようになりたいのであれば、TOEICでも英会話でもなく『英検』をおススメします。英語を読む、聞く、書く、話す4技能がしっかり身についていないと合格できないので、英検に取り組むことで自然と英語の基礎力と向き合うことになり、しかも2級まで合格できれば最低限英語を「使える」能力を手に入れることができるからです。
私は英検2級に合格したときに、やっと英語が「使える」ようになったな、と思えることができました。英検に関しては順1級の合格を一区切りとして、現在は自分の仕事の領域に特化した英語力の向上に取り組んでいます。英検に取り組むことで得られた英語力の下地があるので、仕事に関する専門的な英語の勉強もはかどっています。
このブログでは英語力ゼロから英検2級合格までを最短で攻略するための方法を解説しています。英語学習においてあなたには私のような無駄な遠回りはしてほしくありません。
ぜひこちらの記事も見てみてください
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