この度FP3級技能士試験に合格しました!
きんざいではなく日本FP協会で受けました。真剣に勉強に取り組んだのはラスト3週間だけです。
とはいえこの記事は、FP3級は3週間で受かる!といったよう内容ではないです。
私の場合、FP3級に3週間の勉強で受かってしまった。というほうが正しいです。
試験が終わってすぐに公式サイトで発表される答案を元に自己採点したのですが
学科:52/60 86%正答 ←まぁ良い
実技:12/20 60%正答 ←合格ギリギリ!
といった結果でした。
ちなみにFP3級技能試験の合格ラインは学科実技ともに60%正答です。私の場合は本当に合格ギリギリのラインでなんとかなってしまったといった結果でした。
FP技能士を名乗る場合、3級とはいえお金に関すること全般をある程度分かっているべきだと思います。
私がFPにお金の相談をしようとしたときに、担当者がFP3級でしかも試験の正答率が60%だったら、即「チェンジ」です。
ただ、私の場合、本業はFP技能士を名乗り人生設計を提供するような職業とは全く違います。
今回FP3級技能試験を受験しようときめたのも、お金のことに関して体系的に学習したいと思ったことがきっかけでした。FP技能士3級という情報を使って何かビジネスをする予定は全くありません。
とはいえ!合格点ギリギリとはいえ合格は合格です。こんな私でもFP3級技能士資格保有者になることができました。単純にうれしいです!(逆に合格が目的ではなく知識を体系的に学ぶことが本質であればギリギリ合格できても勉強を続けるべきですが・・・。)
FP3級技能試験に受かるための勉強時間は?
『FP3級 学習時間』でググってみたのですが
ファイナンシャルプランナー(FP)3級の試験に合格するために必要な勉強時間は、80〜150時間程度が目安となります。 1日2時間勉強するのであれば、2〜3カ月程度の期間が必要になる計算です。
このあたりが世間一般で共通認識とされているラインのようです。
私の場合は、平日が2時間、休日は1時間程度の2週間だったので、合計36時間しか勉強していないことになります。(平日2時間×15日=30時間・休日1時間×6日=6時間 合計36時間)
私は共働きかつ3歳になる娘を育てているため無理せず学習時間を確保するのはこのくらいのラインが妥当です。
なぜこんな短期間でギリギリとはいえFP3級に合格できたのか3つの理由を解説します。
理由1.読書と経験による基礎知識があった
いきなりですが私は読書家です。そして30代半ばのサラリーマンです。
前から不労所得に興味があったので、いわゆる『投資』に関するいろんな本を読んできました。
その中でも特に今回のFP3級合格の基礎知識として役立った本を紹介します。
臆病者のための株入門
投機と投資の違いやインデックス投資のことについてライトに学ぶことができる良書です。
本当の自由を手に入れるお金の大学
言わずと知れたリベ大の両@学長の書籍です。
保険、税金、投資についてフルカラーイラスト満載で楽しく学ぶことができる良書です。
読書から得られる知識だけではなく、実際お金に関する行動を通して学んだこともありました。
・ネット証券口座で積立NISAを始める
・ネット証券口座でETFを購入してみる
・35年ローンでマイホームを購入済み
・各種保険を徹底的に見直した(生命保険と医療保険とガン保険解約)
・生活の固定費と徹底的に見直した→月4万円浮かした記録はこちら
そして、何を隠そう新卒して入社した企業が建築関係だったため、建蔽率や容積率などの建築に関する法令はある程度もともと知っていました。
このあたりの知識と経験がFP3級の学習の支えになっていることは間違いありません。
理由2.思い切って動画学習に切り替えた
FPを勉強するにあたってまず最初にアマゾンでレビューが高かった本を購入しました。問題集も一緒に買いました
みんなが欲しかった! FPの教科書 3級
みんなが欲しかった! FPの問題集 3級
結論から言うと『教科書』のほうは3回読んだけど最終的にラストの追い込みでは全く使っていません。
『問題集』に至っては最初の10ページくらいしか使っていません。
なぜなら、勉強のやり方を思い切ってYoutubeの動画学習に切り替えたからです。
お世話になったのはこちらの動画シリーズです。
最速簿記 / 最速FP チャンネル
私は学習を始めた当初、Youtubeで追い込みをすることになるとは全く考えていませんでした。
購入した『教科書』と『問題集』の2冊を徹底的にやりこむことで合格できるだろうと予想していました。
まず、『教科書』のほうですが、こちらはある程度役立ちました。
図解も多くてカラフルかつ、文体も軽い感じなので、普段慣れていないお金全般の税や保険や投資についてあまり抵抗なく読み進めることができます。
短期記憶と長期記憶
人間の脳は一度で完璧に覚えるよりも、わからなくても同じ情報に何度も触れることによって記憶の定着が効率的に進みます。
自分のケータイ番号とか住所って覚えてしまってい人のほうが多いと思うのですが、あれは同じ情報に何度も繰り返すことで長期記憶として定着しているからいつまでも覚えてられるんです。
学習範囲のなかで記憶の定着がある程度進むと、分かっている点と、もう一つの点が突然つながって分かっていなかった部分が急にわかるようになることがあります。
わたしは何かを学ぶということは基本的にこういうことだと理解しています。なので『教科書』については、理解度を気にせずとにかく3週しました。これで最初の1週間が終わりです。
次に、『教科書』を3週回したことの知識を試験で使えるようにするため『問題集』のほうに取り組みました。
この時点で試験までに残された時間はあと2週間です。
問題集が終わらない!
しかし、うっすら気付いていたのですが『教科書』を3週まわしたとはいえ理解できていない部分がまだまだ多くあり、とくに『税』に対する苦手意識を強烈に感じてきました。
そんな状態で『問題集』を進めようとしたところ、10ページ進めるのに1日かかってしまいました。
このペースだと確実に試験に間に合わないことは明白でした。
私の理解力が乏しかったこともあるのですが、それ以上に『問題集』の使いずらい構造にも問題があるように思えました。
この『問題集』は問題と答案の冊子が分割できるようになっています。そして、パッとみるとどの問題がどの答案に連動しているのか一目ではわかりません。
まとまった学習時間をデスクや机で確保できる環境が整っているのなら問題ないと思います。
しかし私の場合は学習の半分以上が移動時間中です。
片道30分弱の通勤電車では座れないことも多く、座ったとしても2冊の本を広げるようなことはできません。
学習時間も移動手段が切り替わるたびに中断されることになるので、つど本を閉じてまた開きなおす必要があります。
そのたびに、問題と答案が別々の本だと非常に効率が悪かったです。

この学習方法だと絶対に試験までに間に合わない。間に合ったとしても『問題集』をせいぜい一回転しかできないから記憶の定着なんて夢のまた夢だ・・・
試験勉強のためにスクールに通うでもなく、もともと『教科書』と『問題集』の2冊だけで一点突破しようと考えていたので
『もうFP3級の試験あきらめちゃおっかな。』
という気持ちにすらなっていました。
そんな時に、ふと自分は最近Youtubeでいろんなことを学習する機会があったなと思いだしました。
耳はいつでも空いている
中田敦彦、岡田斗司夫、マコなり社長、本要約系チャンネル・・・。
主に通勤時間で、歩いているときのような本を広げたりスマホの画面を見ることができない状況でも、耳は空いています。
それらのチェンネルの音声だけを聞いて、いろんなこと学んでいたことを思い出しました。
ふと

FP3級の試験勉強だってYoutubeでできるんじゃないか?
というアイデアが浮かびました。
もともとYoutubeでいろんなことを学んでいたとはいえ、それはあくまでも私の中で『息抜き』の延長線上でした。
『FP3級=試験の勉強』
という構図が頭の中で固まってしまっていたので、とにかく本で勉強することにとらわれていました。
しかし、最終的にFP3級をYoutubeで勉強することにたどり着けて、本当に良かったです。
今回の試験で私がFP3級に合格できたのはここが一番のターニングポイントだったと思います。
YoutubeでFP3級が学習できることを知ってからは、完全に学習方法のメインをを本から動画に切り替えました。
通勤時間と職場での休憩時間は全てFP3級の動画を見ることに時間を使いました。
Youtubeの素晴らしいところは最大で2倍速再生ができることです。
ふだんから解説系の動画は2倍速で聞いているので、FP3級の学習動画も迷うことなく1回目から2倍速で再生しました。
とはいえ全部で69本の動画があるので全体ではそこそのボリュームです。
大体1本10分~15分の長さなので平均12.5分だとしても69本の動画で全部見るのに862.5分(14.375時間)かかる計算です。
4週は回したと記憶しているので57.5時間分の動画を見たことになります。実際には2倍速でしたが。
何回か同じ問題に触れていくうちに自分が得意な問題と苦手な問題があることが分かってきます。
苦手な問題は、何度か繰り返すうちに完全に理解できて得意な問題に変わったりします。
ちなみに私は移動中にYouTubeを『聞く』ときはUQモバイルのデータ容量が減らない低速モード(最大速度1Mbps)を使っていました。文章と表だけの動画なので比較的軽いため、低速モードかつ2倍速にしても問題なく再生できます。
特にYouTubeはプレミアムに課金したりはしてません。数分おきに発生する広告はうざったいですが私にとっては課金してまで排除するものではありません。
『超苦手』は思い切って捨てる
しかし中には何回やっても完全に理解しきれない『超苦手』な問題があることにも気づけます。
今回の試験は学科と実技でそれぞれ60%正解できればよいので『超苦手』な問題は捨てました。
得意な問題:復習に時間をかけない
苦手な問題:理解に時間をかけて得意な問題に変える
超苦手な問題:捨てる
ここまでくればあとは『苦手な問題』を『得意な問題』にすることに集中するのみです。
理由3.実技の学習を捨てた
偉そうに学習の原則見ないなことを書いてきましたが、実はYoutubeでの学習に切り替えてから、うっすらとあることに気付き始めていました。

実技を勉強している時間がない・・・ッッッ!!
またしても時間がない!です。笑
とはいえ、実はFP3級試験の実技は『実技と名のついているものの完全にペーパーテスト』です。
ちなみにテスト全体を通して2択か3択のマークシート形式なので、自分で数字や文字を答案用紙に書くようなことはありません。
『学科・実技』というよりは『基礎・応用』というネーミングのほうがふさわしいと思います。
学科は全60問ですが1問1答スタイルです。
たとえば、すごく要約して書くと
【出産一時金は45万円が支給される 〇か×か】
みたいな感じです。
前半の30問は○×方式、後半の30問は3択問題です。
実技になると、一問一答ではなくケーススタディになります。
全て3択問題で全20問になります。
ケーススタディーなので一つの情報からいろんなケースを想定して問題が提出されます。
各ケーススタディに対して問題が出されるので、最初の情報を読み違えているとそこから派生するすべての答案に影響します。
『教科書』のほうで実技パートをちらっと見たときに、実技試験の構造を理解しました。
「実技とはいえ全部マークシートのペーパーテストで、必要なのは学科試験で必須になる基礎知識の応用か・・・」
実技試験の構造が分かって、さらに試験までの学習期間がない。私にできることはたった一つでした。
それは
『実技試験の学習を捨てる』
でした。
実技試験は基礎知識の応用問題なので、逆にいえば基礎知識がしっかり身についていれば多少のケーススタディーなら対応できると踏みました。
実際試験会場で実技を受けた時は、もちろんすべての設問が初めて見る内容だったのですが、問題の文章をしっかり読んで学科の知識をフル活用し、時間いっぱいかけて電卓をはじきまくることで何とか合格ラインギリギリの正当数を獲得することができました。
まとめ
わたしはすでに30代も中盤にさしかかる年齢なので、税や保険や投資に関して自分の人生である程度の経験値がありました。
これが高校生や大学生だったら話が違うと思います。いくら基礎知識があっても、しっかりケーススタディーを『学習』しておかないと対応ができないでしょう。
しかし私の場合は、これまでの人生で税や保険や投資に対して『体験』という形で学んできました。
ある程度基礎知識がしっかりしていれば、3級程度のケーススタディーは何とかなるだろうと決断したのです。
しかしこれははっきり言って完全に賭けでした。FP3級は趣味で受けた試験だったから良かったものの、絶対に受からなければいけない試験でこんな学習方法は論外です。
たまたま今回は付け焼刃の学科の基礎知識と私の人生経験でなんとかなってしまう実技の問題だったので、受かることができてしまっただけです。
今回は3週間でFP3級に受かって『しまった』理由3選を解説しました。
ここまで書いてきて言うのもなんですが、今回の私の学習法はオススメできません。
なぜなら人生経験という下地があってこその3週間という学習期間ですし、なにより今回わたしが合格できたのは試験でたまたま解ける問題が出てくれた『運』の要素が強いからです。
要は『再現性』がないのです。
FP3級に合格するためには、裏技や近道などなく、やっぱり地道にコツコツ勉強するのが一番良いでしょう。
やっぱり
ファイナンシャルプランナー(FP)3級の試験に合格するために必要な勉強時間は、80〜150時間程度が目安となります。 1日2時間勉強するのであれば、2〜3カ月程度の期間が必要になる計算です。
これくらいは必要だと思います。
ただ
・記憶を定着させるには一発で完璧に覚えようとするのではく何回も情報に触れる
・思い切って捨てることも大切
このあたりのコツのようなものはFP3級に限らず普遍的に『使える』知識だと自信をもって言えます。何かの参考になれば幸いです。
そして最後に
やっぱり『締め切り』は最強ですね
締め切りがあることによって、何としてでも間に合わせるために普段では思いつかないようなアイデアをひねり出すきっかけになります。
「FP3級の学習をYoutubeでやってみよう」
という発想は、試験日という締め切りがなかったら思いついていなかったと思います。
自分がやったことのない領域に挑戦するのはいろんな気づきが合って楽しいです。
次は簿記3級取得に向けて頑張ってみようと考えています。
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