禁煙成功歴10年以上の私の個人的な経験から、効果があると確信している禁煙成功への3ステップを紹介します。
それは
1. 自分にとってタバコとはなんなのかをしっかり理解する
2. なんでも良いので記念日を禁煙スタート日に設定する
3.大切な人に禁煙を宣言する
という方法です。
私が禁煙に成功するきっかけを得たのは『笑って禁煙できる本』という本との出会いでした。この本とので会いにより、タバコとはなんなのかをしっかり理解することができました。
最後の一押しはある記念日を禁煙スタートの日にして、禁煙することを周囲に宣言したことでした。
『笑って禁煙できる本』については以前に本解説の記事を書いてますのでこちらもあわせてどうぞ
ステップ1 タバコとはなんなのか理解する
そもそも、タバコってなんなのかご存知ですか?
実は、タバコを吸っていてやめたいと思っていても、タバコがなんなのかしっかり理解できていないことがほとんどです。
なんとなく、体に悪いことは知っているし、もしもタバコを吸わなくなったらその分、余計な出費も抑えられそう。だからやめたい。
そんな感じでは無いでしょうか?
自分がやめたいと思っていることの定義をしっかり理解できていないのに、とにかくやめたいからという『気持ち』だけで禁煙に取り組んでも成功しません。
では、どうすればタバコとはなんなのかを『しっかり』理解することができるのでしょうか?
答えは『数値化』です。
数値化することで、自分にとってタバコとはなんなのかを感覚ではなく事実として、キモチではなくアタマで理解することができます。
健康面でのタバコの正体
ズバッと言ってしまえば猛毒です。
タバコにはいくつもの体に悪い化学物質が含まれていますが、特にタバコといえばこれ!ということでニコチンを例にとって考えてみましょう。
『笑って禁煙できる本』によると、ニコチンとは‥‥
致死量50~60ミリグラムの猛毒。殺虫剤にも使用されると書いてありました。
ちなみに、名探偵コナンでおなじみの有名な毒劇物である青酸カリの致死量は200ミリグラム程度だそうです。
タバコ一本で20ミリグラムあたりのニコチンが含まれているとのことです。
はい、どう考えても猛毒ですね。
しかもタバコは、副流煙という形で吸ってる本人以外にも猛毒の煙が届いてしまう性質を持っています。
金銭面でのタバコの正体
タバコは自分に対して1つも付加価値を生まない最悪の固定費です。
10年以上前、私はマイルドセブン、通称マイセンを吸ってました。今回の記事を書くにあたって調べた時に発覚したんですけど、マイセンってもう無いんですね!
現在、メビウス一箱(20本)で540円!!もするそうです。私が吸ってた頃は300円くらいだったように記憶してます。
1日一箱365日休まずにタバコを吸うとすると、540円×365日=年間197,100円!!です。
年間197,100円÷12ヶ月=毎月16,425円の出費です。
毎月16,425円もかかるサブスクのサービスを使っていますか??Netflixが値上げしたからと言って騒いでいる場合ではありません。
毎月16,425円もらえたら何に使いますか?
もしくは、あなたのご家族や大事な人に、毎月16,425円渡すとして、きれいさっぱりタバコ代に使われたらどう思いますか?
ステップ2 記念日に禁煙を始める
私は一時期、思うところがあってバイクで日本一周していました。
『笑って禁煙できる本』に出合ったのも日本一周していた期間のことでした。
そして、最終的にゴール地点についたその瞬間から、タバコはもう吸わないと決めました。
要は、バイクでの日本一周達成という『記念日』を『禁煙開始日』としたのです。
『記念日』と『禁煙』を掛け合わせることで、『ただの禁煙』から『特別な禁煙』に意識を変えるという手法です。
何かをやめるには記念日(何かを成し遂げた日)を利用するのがとても効果的です。
記念日に禁煙を始める理由
良い点としては、タバコを吸いたくなるたびに、つまりは自分との『禁煙』という約束を破りたくなるたびに
「でも、あの記念日から今までずっと禁煙が続けてこれたんだよな。」
「いま1本でも吸ったら、もう二度とあの記念日と同じ日から禁煙をスタートすることができないんだよな」
と、記念日と合わせて禁煙期間を振り返ることができます。
私はこの方法で、現在進行形で禁煙成功中(ノンスモーカー期間継続中)です。
私の場合は『バイクで日本一周達成した日』という、特殊な記念日を使いました。
もちろんそんな特殊な経験ではなくても大丈夫です。
たとえば
『子供が生まれたからタバコはやめる』
『結婚記念日だからタバコを止める』
『引っ越したきっかけにタバコをやめてみる』
なんでも『記念日』として使えます。
記念日に禁煙を始める注意点
悪い点をあげるとすれば、記念日を使ったうえで禁煙に失敗してしまったとした場合
「あんなに大事な記念日からスタートした禁煙を破ってしまった。私はダメなやつなんだ」
と自分を責めてしまう心理が働くことです。
『記念日』と『禁煙』を掛け合わせているので、それらを同一視してしまう気持ちもわかりますが、これは完全に勘違いです。
『記念日』からスタートした『禁煙』であっても、それらは2つのコトは、本来は独立した全く別物です。
もしも記念日を利用して禁煙をスタートするというテクニックを使ったうえで、禁煙に失敗してしまったとしても、あなたは何も悪くありません。
むしろ、あなたのタバコに対する依存度がかなり強いことを知ることができる良い機会だったと思い、気持ちを切り替えていきましょう。
『何かに失敗するということは、その方法ではうまくいかないということを知ることに成功した』ととらえることができます。
自分を責めても何も状況は良くなりません。
ステップ3 大切な人に禁煙を宣言する
禁煙だけか限らず、何かを成し遂げることを目標として活動をスタートさせるときには、誰かに宣言しましょう。
これがかなり効果的です。
あなたが禁煙すると宣言する相手が、同じように禁煙に挑戦する『仲間』だと、より効果的です。
ただ、伝える人は誰でもOKです。
あなたの決断したことを否定せずに応援してくれる人のほうが好ましいです。
できれば一番大切だと思う人に伝えてください。
人は自分との約束なら簡単に破りますが、他人との約束を破ることをためらいます。
なぜなら人間は結局のところ人と人の間で生きていく生き物であり、他人からの評価を気にするという心理から逃れることができないからです。
だったらその心理を思い切って逆手にとって利用してやりましょう。
ちなみに私の場合、当時は友人全員に禁煙することを公言しました。
友人のなかでも、一番の親友が一番のヘビースモーカーでした。
今でも覚えていますが、彼に禁煙を宣言する時が一番緊張しました。
今ではわかりますが、彼にがっかりされることを恐れていたのだと思います。
しかし、彼の反応は思ったよりもあっさりしたものでした。
「あ、そうなの?まぁお前、小さい時から喘息もちだし、よくタバコ吸ってんなと思ったよ」
と言われて拍子抜けしたことを覚えています。
いやいやだったら普段から禁煙を進めてくれよ・・・。笑
と思いました。
やらない理由がない
何かを始めるには、何かをやめるしかありません。
タバコを吸いながら健康になることはできません。
タバコを吸い続けている限り、タバコにかかるコストは永遠に貯金に回すことはできません。
タバコをやめたいと思う理由は人それぞれだと思います。
私はタバコを完全に否定していません。
タバコをやめなくても困らない人は、別に無理してやめる必要はないと思います。
けど、名もなきブロガーの記事をここまで読んだということは、少なからずあなたは禁煙に対してある程度の思うところがあるということですよね。
今回紹介させていただいた『記念日を利用する』と『誰かに宣言する』は、1円もコストがかかりません。
成功したら禁煙達成できて、失敗しても今まで通りです。
やらない理由がありません。
私ができるのは、こうして自分の経験から成功例を発信することだけです。
やるかやらないかはあなた次第です。
コメント