試験当日の本番前にやってしまうと、試験で結果を出しにくくなってしまうことをまとめました。数か月、もしかしたら数年かけて準備してきたのに、試験本番の直前の過ごし方で試験でいつも通りの実力が出せなくなってしまってはもったいないです。
このブログは主に英語力ゼロから英検2級合格までをサポートしたい!という思いで運営しているので、普段は英検や英語全般の記事が多いですが、今回の記事に関しては英検に限らず試験全般に言えることを書けたと自負しています。
実際に私は、今回紹介させていただく「試験当日の本番直前にやってはいけないこと」を守ることでいろんな試験をパスしてきています。難易度が高くない試験もありますが、共働き&幼児子育てしながら5年間で取得した資格です。(自分で言うのもなんですがよくやってるとおもいます)
- ITパスポート
- FP3級
- ビジネス統計スペシャリスト(上級)
- TOEIC780点
- 英検準1級
持ち物チェック、交通アクセスの確認、などのTODOリストは試験前日にやるべきこと3選!にまとめてあります。
【試験当日】本番前にやってはいけないこと3選!
カツカツのスケジュールで行動してしまう
スケジュールに余裕がないと試験そのものに集中できません。それに、ある程度余裕をもった行動ができればイレギュラーにも対応することができます。(消しゴム持ってきたつもりが忘れたけどコンビニに買いに行ける。とか)
試験前日にやるべきこと3選!でもまとめさせていただきましたが、余裕を持った行動ができるかどうかは、結局のところ夜更かしせずにしっかり寝れるかどうかにかかっています。
試験前日から試験本番直前にかけて、余裕を持った行動ができるように心がけましょう。


新しいことを覚えようとしてしまう
その試験を受けようと思い立ち、申し込んでから試験前日までにどれだけ対策ができたのかが全てです。試験当日の本番直前に新しいことを覚えようとしても無駄です。仮に試験直前に付け焼刃で身に着けた短期記憶で正答率があがったとしても、本来の英語力向上という目的の本質からは大きく外れてしまっています。
試験当日は慣れない環境で長時間、英語の問題と向き合うことになるのでとても体力を消費します。直前の復習は、出る順パス単の「頻度A」をさらっておくことをおススメします。リスニングもガッツリ解かずに、普段聞いている音声を聞き流すくらいがちょうどいいでしょう。
試験前にしっかりたくさん食べたり飲んだりしてしまう
もしかして試験に限らず何かしら大事な場面の直前にしっかりたくさん食べることが習慣になっていませんか?ハッキリ言って逆効果です。
人間は満腹のときよりも適度に空腹のときのほうが集中できるようにデザインされています。詳しく書くと長くなってしまうのでだいぶ割愛しますが、適度に空腹のほうが集中できるのは、人間はほんの数万年前までは狩りを生活の中心とする狩猟民族だったからです。実は人間の体や脳の機能自体は、人間がサバンナで狩りをしていたころから現代にかけてほとんど変化していません。

満腹にならなければいいのであれば、少量で高カロリーのものならいいのかな?たとえばスニッカーズとか・・・
ズバリ、少量とはいえ高カロリーの食べ物&飲み物も避けたほうが良いです。カロリーが高い食べものは摂取することで体内の血糖値が上がりやすいからです。体内の血糖値が上がると、体は即座に対応しようとします。膵(すい)臓からインシュリンというホルモンを分泌することで血液中の糖(ブドウ糖)をつかまえて体中の脂肪に定着させることで血液中の血糖値を下げてくれます。
実は脳内でも同じようなことが起こってしまいます。脳のエネルギー源はブドウ糖なので、体内の血糖値を下げるためのインシュリンが膵臓から多く分泌されると、脳内のブドウ糖まで減少してしまいます。これによって、眠気、だるさ、といった症状から始まり、最終的に集中したいことにしっかり集中することが困難になります。
少量とはいえスニッカーズのような激甘食品、市販の清涼飲料水やエナジードリンク、菓子パンや総菜パンなどは摂取することで体内の血糖値が急上昇してしまいます。これらの食品に共通しているのは、精製された糖、もしくは小麦が使用されている。という点です。
砂糖やパンの原料となる小麦は、自然に存在している形ではなく、精製されています。小麦の場合、表皮や胚芽を取り除き、胚乳だけを残したのが小麦粉です。余分なものが取り除かれている分、食べたときに体内に吸収されるスピードが上がります。つまり血糖値が上昇しやすいです。
たとえばマクドナルドのハンバーガーとコーラのセットなんかは最悪です。ハンバーガーのバンズは生成された小麦から作られているパンです。コーラには大量の糖が含まれています。もしも試験前に摂取してしまうと、さながらジェットコースターの血糖値が急上昇して、そして急下降します。血糖値の急下降に伴い、ねむけ、だるさ、集中力の低下といった症状に苦しむことになります。
血糖値が上がりやすい食品をひとつひとつ紹介していくとそれだけでかなりの字数になってしまうので、「GI値 食品 一覧」といったようなキーワードで検索して調べてみることをおすすめします。
たとえば楽天のこちらのページは良くまとまっていて見やすいです。
グルテンフリーで調べてみるとわかりやすいかもです。
あまりにも空腹すぎるとそれはそれで集中できないので、試験前日の夕食で栄養バランスの良い食事をしっかりとることをおススメします。良い結果を出したい場面で、本来の実力を出したいのであれば、本番前は必要最低限の量で血糖値が上がらない食事をとることをおススメします。私の場合は試験開始の時間がお昼の12時くらいまでだったら、試験当日は朝起きてから何も食べずに本番に挑みます。
あと、血糖値が上がらないからと言って、試験前に水やお茶などをたくさん飲むことは避けましょう。試験中に尿意をもよおすと試験に集中できなくなります。試験は長丁場です。試験前の受付、会場への入場、直前の説明などを含めると、3時間近く拘束されることになります。この間にトイレに行きたくなってしまうと、大事な試験に集中することができません。
まとめ
試験前は、以下の3点に気をつけましょう
- スケジュールに余裕をもって行動し、
- 必要最低限な食べ物、飲み物だけを摂取して、
- 新しいことを覚えようとするのではなくこう頻出部分だけをサクッと復習
試験1週間前、1日前の注意点も別の記事でまとめています。合わせて確認することで抜けやモレのダブルチェックになりますよ👍


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最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後にちょっとだけ自分がたりさせてください。わたしはもともと英語が大の苦手で学生時代はとにかく英語の勉強から逃げてきました。しかしひょんなことから欧州系外資企業で働くことになり、英語力が必要になったのが30歳にもなろうかという20代後半の頃でした。当時はTOEICの攻略を英語学習の軸にしていて一時は780点を取るまで取りくみました。オンライン英会話もやっていましたが、結局英語を「使える」ようにはなりませんでした。
理由はTOEIC対策に特化してしまったことと、オンライン英会話のレッスンをこなす能力だけを伸ばしてしまったことです。英語の基礎からやりなおすステップをすっとばして、曖昧なまま放置してしまったことがよくなかったです。
英語が使えるようになりたいのであれば、TOEICでも英会話でもなく『英検』をおススメします。英語を読む、聞く、書く、話す4技能がしっかり身についていないと合格できないので、英検に取り組むことで自然と英語の基礎力と向き合うことになり、しかも2級まで合格できれば最低限英語を「使える」能力を手に入れることができるからです。
私は英検2級に合格したときに、やっと英語が「使える」ようになったな、と思えることができました。英検に関しては順1級の合格を一区切りとして、現在は自分の仕事の領域に特化した英語力の向上に取り組んでいます。英検に取り組むことで得られた英語力の下地があるので、仕事に関する専門的な英語の勉強もはかどっています。
このブログでは英語力ゼロから英検2級合格までを最短で攻略するための方法を解説しています。英語学習においてあなたには私のような無駄な遠回りはしてほしくありません。
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