英検においての「試験前日にやるべきこと3選」を紹介させていただきます。具体的には以下の3点です。
- 持ち物チェック
- 試験会場までのアクセス方法チェック
- 体調管理(依存性の高いことを避けて質の良い睡眠を確保)
試験本番で重要なのは今ままでトレーニングしてきたことをそのまま出せるようにすることです。最後の追い込みも悪くはないですが、あまり詰め込もうとはせずに体と心のコンディションを良好に保つことを優先したほうが本番でよいパフォーマンスが出せます。そのためには試験前日の準備が欠かせません。
なので今回の記事は試験前日のTODOリストのような形で読んでいただけると嬉しいです。
持ち物チェック
まず何よりも大事なことは持ち物チェックです。
- 受験票
- 身分証明書
- 筆記用具
あたりがメインになってきます。
受験票
受験票には試験の受付開始時間、試験開始時間、持ち物の情報、身分証明書の種類、会場までのアクセス方法、個人番号、ログインパスワード、携帯電話やスマートウォッチなどの電子機器の取り扱い、などなど、重要なことがびっしり書いてあります。隅から隅までしっかりと読みましょう。受ける試験は同じかもしれませんが会場は別々です。会場特有のルールや禁止事項が書いてある場合があります(車やバイクでの来場不可かつ送迎も不可とか)
そもそも英検をS-CBTタイプで受験すると受験票は試験1週間前に公式サイトからダウンロードできるようになり自分でプリントアウトする必要があります。「試験1週間前にやるべきこと」の記事ですでに紹介済みの内容ですが、万が一まだプリントアウトされていないようでしたらすぐに準備を進めてください。
ちなみに私は断然S-CBT派です。
身分証明書
身分証明書は原則、有効期限内かつ原本のものを持参する必要があります。名刺・会員カード類・定期券は身分証として認められません。しっかり確認しておきましょう
公式のサイトをチェックしておくのが無難です。参考までに2023/5/20時点でのスクショを紹介させていただきます。実際に受験される際はご自身で最新の情報を必ずチェックしてください。
筆記用具
意外とクセモノなのが筆記用具です。試験によっては消しゴムのカバーを外さないといけなかったり、シャープペンのシンを補充し忘れてしまったり、そもそもシャープペンの芯のストックをもって行き忘れてしまったりします。
普段使っている筆記用具一式をガサッと持っていくよりも、受験票に記載されているルールに従って筆記用具を整理整頓し、必要な物だけを持っていくことをおススメします。筆記用具が用意出来たら、試験本番を想定してデスクの上にすべて広げてみましょう。過不足がみつかるきっかけになりますし、当日のイメージトレーニングにもなります。
試験会場までのアクセス方法チェック
受験票、身分証明書、筆記用具の準備はとても重要ですが、何よりも一番大事な持ち物は「自分」です。試験会場にしっかりと自分をもっていかなければそもそも試験を受けることができません。
なので当日の試験会場までのアクセス方法をしっかりと前日までに確認しておきましょう。
電車の時刻表
いつも通勤や通学で電車を利用していて、電車が来る時間が分かっているつもりでも、平日と休日でダイヤが異なる場合があります。必ず当日の時刻表を確認しましょう。特に私は地方在住なので電車を1本のがすと10分20分待たなければいけないのは普通です。電車を一本乗り遅れたことが致命的なミスになりかねません。当日の時刻表はいつもYahoo!乗換案内で確認しています。
電車の定期券を利用するのであれば、当日試験に持っていくことを忘れないようにしたいです。私の場合は通勤用のリュックの肩掛けに定期券を収納できるタイプでいつもそこにしまっています。休日はこのリュックを使わないので、試験を受けるときはついつい定期券を持って行き忘れてしまいます。定期券があるつもりで駅に行ったのに無くて、切符を購入しているうちに乗りたかった電車が行ってしまった・・・なんてことにならないようにしたいですね。
送ってくれる相手の予定
当日、誰かに試験会場まで送って行ってもらうつもりでしたら前日のうちに必ず予定を共有しておきましょう。誰にだって緊急の用事はあります。「言わなくてもいつもこの時間は家にいるから送って行ってもらえるつもりだった」では済まされません。
体調管理
さて、物理的に試験会場に「自分」を持って行くことも重要ですが、自分のコンディションを整えることも同じくらい重要です。普段の生活習慣を整えておくことが重要ではありますが、やっぱり重要なのは試験前日の過ごし方です。
ポイントは以下3点です
- ストレスをためない
- 依存性の高いことを避ける
- 質の良い睡眠をしっかりとる
ストレスをため込まないために紙に書きだす
とにかく重要なのはストレスをため込まないことです。日々の生活で困りごとや不安なことがあると、もやもやしてしまい試験本番で集中できません。睡眠のさまたげにもなってしまいます。
オススメは不安や困っていることを紙に書きだすことです。完全に忘れることはできないのですが、一時的であればストレスを意図的に緩和させることができます。タイピングよりも紙への手書きがいいです。誰に見せるわけでもないので、誤字、脱字、読めないくらい乱れた字体でも全然かまいません。
ストレスや困りごとがあると、意識的に考えようとしなくても、無意識下で脳が勝手にそれらの解決方法を探そうとしてしまいます。それらを紙に書きだすことで、脳は「ここに書いてあるから自分で覚えていなくていい」と認識することができます。ストレスを感じていることの問題自体の解決はできませんが、問題に対してストレスを感じることを緩和することができます。
紙に書きだすことを筆頭に、ストレスを緩和させるためのテクニックをこちらの記事にまとめています。英検対策だけでなく、人生全般に対して役に立つ知識ですので是非チェックしてみてください。
禁酒・禁煙・禁欲
体と心のコンディションを整えるうえで最も大事なことは、以下の2点につきます
お酒、たばこ、ポルノ視聴は特に体にとって毒です。試験前日くらいはぐっとこらえましょう。本来であれば暴飲暴食も控えてくださいと言いたいところですが、好きなものを食べられないのはそれはそれでストレスになってしまうので、今回は特に依存性の高い「酒、たばこ、ポルノ視聴」の3つをやらないということを強調させていただきたいです。
「酒、たばこ、ポルノ視聴」は本当に依存性が高いです。
- ちょっと1杯だけ
- ちょっと1本だけ
- ちょっと再生するだけ
絶対にそれだけでは止まりません。しかも依存性のたかい娯楽はお互いが結び付きやすいです。ちょっと一杯だけお酒を飲むつもりが気づいたらたばこを吸う本付加しながら深酒してしまっていて、長時間ネットでポルノ動画をあさり自慰行為でフィニッシュ・・・酒も飲まずタバコも吸わず、睡眠時間をしっかり確保した場合と比べて、翌日の試験でどちらが良い結果を出せるかは明白です。
直感的に「酒、たばこ、ポルノ視聴」が英検本番にむけて悪い影響があるのかはわかるかと思いますが、より具体的になぜいけないのかを納得したほうが、スパッっとやめるモチベーションになることもあります。それぞれ詳しく解説している記事があるので置いておきます。
悪い習慣を断ち切るための科学的な対処法3選はこちら
質の良い睡眠(夜更かししない)
さて、ストレスと向き合って、依存性の高い「酒、たばこ、ポルノ視聴」を断ち切ったら、夜更かしさえしなければ質の良い睡眠がとれるはずです。
試験前日に徹夜して情報を詰め込みまくる、いわゆる「一夜漬け」はあまり効果が期待できません。「エビングハウスの忘却曲線」という超有名な実験でも実証されています。
試験当日は慣れない環境で長時間、英語の問題と向き合うことになるのでとても体力を消費します。もしも試験前日に勉強するのであれば、出る順パス単の「頻度A」をさらっておくことをおススメします。リスニングもガッツリ解かずに、普段聞いている音声を聞き流すくらいがちょうどいいと思います。
まとめ
英検においての「試試験前日にやるべきこと3選」を紹介させていただきました。具体的には以下の3点でした。
- 持ち物チェック
- 試験会場までのアクセス方法チェック
- 体調管理(依存性の高いことを避けて質の良い睡眠を確保)
英語学習の内容ではなく、試験本番に向けての物理的な準備と心構えがメインでした。
英検に限らず、本番では練習でできること以上のことはできません、練習で積み重ねてきたことを本番のパフォーマンスに反映さえるためには、心と体のコンディションを良好に保つことが重要です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後にちょっとだけ自分がたりさせてください。わたしはもともと英語が大の苦手で学生時代はとにかく英語の勉強から逃げてきました。しかしひょんなことから欧州系外資企業で働くことになり、英語力が必要になったのが30歳にもなろうかという20代後半の頃でした。当時はTOEICの攻略を英語学習の軸にしていて一時は780点を取るまで取りくみました。オンライン英会話もやっていましたが、結局英語を「使える」ようにはなりませんでした。
理由はTOEIC対策に特化してしまったことと、オンライン英会話のレッスンをこなす能力だけを伸ばしてしまったことです。英語の基礎からやりなおすステップをすっとばして、曖昧なまま放置してしまったことがよくなかったです。
英語が使えるようになりたいのであれば、TOEICでも英会話でもなく『英検』をおススメします。英語を読む、聞く、書く、話す4技能がしっかり身についていないと合格できないので、英検に取り組むことで自然と英語の基礎力と向き合うことになり、しかも2級まで合格できれば最低限英語を「使える」能力を手に入れることができるからです。
私は英検2級に合格したときに、やっと英語が「使える」ようになったな、と思えることができました。英検に関しては順1級の合格を一区切りとして、現在は自分の仕事の領域に特化した英語力の向上に取り組んでいます。英検に取り組むことで得られた英語力の下地があるので、仕事に関する専門的な英語の勉強もはかどっています。
このブログでは英語力ゼロから英検2級合格までを最短で攻略するための方法を解説しています。英語学習においてあなたには私のような無駄な遠回りはしてほしくありません。
ぜひこちらの記事も見てみてください
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